□ 「いやが上にも」の意味…なおその上に。なお更に。 □ 「否が応でも」「否でも応でも」の意味… 「何がなんでも。無理にでも」 本来の言い方が「いやが上にも」なので、「いやが応にも」という使い方は誤用です。 「いやが上にも」の「いや」は漢字で「弥(旧字体・彌)」と書き、「弥」の意味は「段々と状態が甚だしくなるさま」です。ですから「いやが上にも」の意味は、「ただでさえ甚だしい状態なのに、その上に・更に=なおその上に・更に」となります。 この語は、「ますます~」「一層~」と伝えたい場合に使って下さい。 また、「嫌が上にも」は誤字です。 一方、「いやが応にも」は誤った言い方で、正しくは「否が応でも(いやがおうでも)」と言います。 「否が応でも」と同じ意味の言葉に「否でも応でも(いやでもおうでも)」があり、この「否」は「不承知」、「応」は「承知」を表しています。つまり「承知でも不承知でも=何がなん