南シナ海での領有権をめぐり、中国とフィリピンやベトナムなどが対立する中、中国漁船30隻が今月、南シナ海の南沙諸島で2週間以上にわたり、本格的な漁を行った。漁船団は29日、中国・海南島に戻り、現地では帰港を祝う盛大な歓迎式典が行われた。 漁獲量は良くなかったということだが、漁民のリーダーは「我々の後ろには政府の支持があり、政府の監視船がついていたから心強かった。(Q政府の補助金はいくらですか)23万元(約290万円)でした」と話し、中国政府からの援助への感謝を強調した。 南シナ海、そして尖閣諸島と東シナ海において、なにかと騒ぎのタネになっている中国の漁船。最近では中国政府の「先兵」とまで呼ばれるようにまでなった(時事ドットコム)。 特に今回の南シナ海の出漁は明らかに政府お抱えのもので、官制メディアが出港から操業まで逐一報道し、漁民の快適お仕事ライフから政府の巡視船がいての安心感まで見事に演出