本コラムで毎回のように取り上げている電子機器受託生産(EMS)世界最大手の台湾Foxconn(フォックスコン=鴻海=ホンハイ)社。この会社をウオッチしていて面白いと思うのは、台湾や中国のメディアがごくまれに同社の幹部連について報じる際、キャッチフレーズや異名を付けて伝えるケースが多いことだ。 テレビ、雑誌、インターネットとメディアが普及するにつれ、政財界やスポーツ、芸能界の有名人にあだ名や異名を付けて呼ぶことが減ったと言われる。個性的なキャラクターが減ったということもあるのだろうが、膨大な情報や画像、映像がテレビやネットを通じて瞬時に世界中に広まってしまうのが現代。このため、下手にキャッチフレーズやあだ名を付けても、「実像とまるっきり違うじゃないか」ということになりかねないためだろう。 その点、フォックスコンは、生産するのが他社の製品だというEMSの性質上、メディアの取材を受け内部を公開す
2012年7月23日、韓国紙・中央日報は、海外で経営されている北朝鮮レストランがスパイの拠点になっていると報じた。 【その他の写真】 ある韓国企業の中国駐在員は接待のため、しばしば北朝鮮レストランを利用していたという。ある時、顔なじみになったウェイトレスが「個室を使う時は話す内容に注意してください」とこっそり教えてくれたという。思えばそのレストランを訪ねるといつも特定の個室に通されるなど怪しいところがあった。 昨年9月にはネパールで北朝鮮レストランのスパイ行為が発覚している。脱税容疑で捜査したところ、コンピューターから韓国人来客者の身分と会話内容を記録したファイルが発覚した。 スパイ活動は盗聴だけではない。北朝鮮政府が経営するレストランは美人ウェイトレスぞろいで有名だが、色仕掛けが使われるケースもあるという。韓国当局は北朝鮮のスパイは情報収集だけではなく、要人の拉致や暗殺も行うケースがある
2012年3月10日、参考消息(電子版)は、上海の韓国領事館職員が中国人女性と関係を持ち、機密情報を漏らしていた「上海スキャンダル」について報じた。 【その他の写真】 先日、上海の韓国領事館職員3人が、韓国人の夫を持つ中国人女性と関係を持ち、政治家の電話番号など機密情報を漏らしていたことが明らかとなった。中国人女性の夫が暴露の書簡を韓国政府に送ったことから発覚した。韓国政府の調査の結果、前領事、さらに韓国民間団体の幹部2〜3人が、その中国人女性と関係を持っていたことが明らかになった。 この女性は美貌と財力を兼ねそろえ、上海政界とも太いパイプを持っていたという。夫の話によると、女性は自分の仕事を「上海市長の秘書」「公安局の仕事」などと説明していた。女性によるスパイ活動、いわゆるハニートラップの可能性が取りざたされているが、不適切な関係を指摘された前韓国領事はスパイではないと否定。女性は上海政
2012年5月27日、中国の情報機関である国家安全部(省)次官の男性秘書が、国家機密を米国に漏えいしていたとして今年初めに拘束されていたことが分かった。米華字紙・世界日報が伝えた。 【その他の写真】 香港紙・東方日報によると、この男性秘書は今年38歳で1990年代に北京大学国際関係学院を卒業。仕事ぶりが認められ6年前に次官秘書に抜擢されたが、3年前に仕事で香港を訪れた際、米中央情報局(CIA)が仕掛けたハニートラップにはまり、女性と密会しているところを写真に撮られた。それをネタにゆすられ、米国のスパイになったという。 男性秘書は中国高官の外遊に何度も随行するなど、大量の国家機密を把握する立場にあった。そのため、中国が海外の諜報網を使って得た情報や外交交渉などを含むかなり重要な情報も漏らしていたとみられる。 国家安全部としては1986年に当時の兪強声(ユー・チアンション)外事局長が米国に亡命
(英エコノミスト誌 2012年7月28日号) 窮地に立たされているスペインとイタリアの政府は、重債務を抱えた地方政府と格闘している。 融資計画はスペインの苦悩を解消するはずだった。だが、7月20日にユーロ圏がスペインの問題銀行に対する最大1000億ユーロの救済措置で合意すると、同国の借り入れコストは目が眩むほど高騰した。 その5日後には、10年物国債の利回りが持続不能な7.75%まで上昇する一方、スペインの株式市場は2003年3月の水準まで急落した。 ユーロ圏第4位の経済大国の救済を論じる声は日増しに強まっていった。救済となれば、2014年末までに3850億ユーロという恐ろしいほどの金額が必要になる。 一体どこで狂いが生じたのだろうか? 州政府の赤字に足をすくわれたスペイン政府 銀行救済策が合意された日、バレンシア州は半ば独立したスペインの17自治州の先陣を切って、政府による救済が必要だ
電子機器受託生産(EMS)世界最大手のFoxconn(フォックスコン=鴻海)社とシャープが資本・業務提携を発表した2012年3月以降、日本発のフォックスコン関連ニュースを伝える中国・台湾メディアが増えている。 5月下旬に取り上げられた記事の中で目立ったのは、日本経済新聞が5月24日付で報じた「シャープ、鴻海と中国で液晶生産 韓国勢に対抗 先端技術を供与へ」と題した記事。フォックスコンが中国四川省の省都(日本の県庁所在地に相当)に設立する液晶パネル工場に、シャープが先端技術を供与するというもの。生産するのはスマートフォンなどに使う高精細の中小型パネルで、2013年の稼働を目指すという。 フォックスコンの成都パネル工場については、当社もウェブサイト(閲覧には会員登録が必要、2週間無料で読める試用会員も用意)で12年2月末、「フォックスコン、成都に第6世代LTPS工場 高解像度パネルでAUO、サ
仏パリ(Paris)北方ロワシー・アン・フランス(Roissy-en-France)のシャルル・ドゴール空港(Charles de Gaulle Airport)に駐機するエールフランス(Air France)のボーイング(Boeing)777型機(2010年6月25日撮影、資料写)。(c)AFP/ALEXANDER KLEIN 【8月17日 AFP】仏パリ(Paris)発のエールフランス(Air France)の旅客機が、目的地のレバノン・ベイルート(Beirut)で情勢不安が生じたことから行き先をヨルダンへ変更しようとしたものの燃料が足りず、内戦状態にあるシリアの首都ダマスカス(Damascus)に着陸する騒ぎがあった。しかも、追加の燃料費は乗客からカンパを募ったという。同機の乗客らが16日、AFPに語った。 乗員乗客185人を乗せて15日夜にパリを飛び立ったエールフランスのボーイング
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く