2016年6月7日のブックマーク (2件)

  • 世界を変えるのに必要なもの - デマこい!

    歴史をふり返るとき、私たちはイデオロギーや思想、主義・主張が世界を変えたと考えがちだ。ところが、心理学の研究が進むにつれて、私たちの考え方や行動には生まれながらの一定のパターンがあると分かってきた。 こうなると、疑問が湧いてくる。 思想や「○○主義」には、私たちの生まれながらの行動を変えるほどの力があるのだろうか。むしろ、矢印の向きは逆なのではないか。私たちが環境的な要因によって行動を変えたときに、もっとも相応しいイデオロギーが選ばれるだけなのではないか。 ■産業革命をもたらしたのは思想ではない たとえば「なぜ産業革命はイギリスで始まったのか?」という疑問について考えてみよう。 20世紀初頭の社会学者マックス・ヴェーバーは、イギリスがプロテスタントの国だったからだと考えた。プロテスタントは貯蓄と勤勉を重んじる。貯蓄は、豊かな資の源泉になる。勤勉さは優秀な労働力の供給源となる。これらが産業

    世界を変えるのに必要なもの - デマこい!
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/06/07
    “思想に世界は変えられない。世界を変えるのは環境要因だ。人口や資源などの、生態学的・経済学的な要因だ。
  • なぜいい歳したオヤジが女子高生を愛好するのか/男が若い女を好きな理由 - デマこい!

    なぜ男は若い女を好むのだろう? それは、男がクソだから──。 と、言ってしまってはおしまいなので、もう少し深く考えてみたい。 俗説では「男が若い女を好むのは、若さが生殖能力の高さを示すからだ」とよく言われる。進化心理学者デビッド・M・バスも、若さが女性の繁殖能力の重要な手がかりになるからだと述べている[1]。女性は20代半ばがもっとも妊娠しやすく、流産しにくく、ハンディキャップのある子供も産まれにくい。だから、若い女を好む傾向のある男のほうが上手く子孫を残すことができた。かくして男の脳は若い女を好むように進化したというのだ。 しかし、ちょっと待ってほしい。 よく考えてみると、これってちょっと変だ。 女性は40代後半~50代で閉経を迎えるまで繁殖可能だ。ヨーロッパ社会に限らず、およそどんな文化圏でも末っ子を出産する平均年齢は38歳~41歳くらいである[2]。女性が生涯に産む子供の数は、むしろ

    なぜいい歳したオヤジが女子高生を愛好するのか/男が若い女を好きな理由 - デマこい!
    Togami_Arahi
    Togami_Arahi 2016/06/07
    “ただし、この仮説には「男は妻と添い遂げようとする」という前提が必要だ。  男たちは1人の妻と生涯をともにするような誠実さを進化させたからこそ、若い女を好むという嗜好もあわせて身に着けてしまったのだ。”