かつて、競馬の世界では調教師になる人といえば騎手出身か、あるいは調教師の血縁者がほとんどでした。しかし、栗東トレーニングセンターに厩舎を構える白井壽昭調教師は大学を卒業して厩務員になり、そこから調教助手を経て調教師になったという異色の経歴の持ち主です。 日本ダービー調教公開、栗東トレーニングセンター見学に続いては、これまでに天皇賞春と秋を連覇したスペシャルウィークや芝・ダート問わず活躍したアグネスデジタルなどを管理した白井師の厩舎を訪れることができました。 厩舎ではこれまでに白井師が獲得した賞状や優勝レイの一部のほか、白井師が馬を管理するときのちょっとした話なども聞くことができました。 トレセン内を厩舎に向けて移動中に見かけた標識、「馬最優先」。競走馬のトレーニングセンターなので、車よりも馬が優先なのです。 ということで、白井厩舎に到着。栗東のトレーニングセンターは施設を更新中で、白井厩舎