東京・山谷地区は、大阪の釜ケ崎、横浜の寿町と並ぶ労働者の街だった。1960年代に1万5000人がひしめき合った山谷はいま、「都市型限界集落」と呼ばれるほど高齢化した。一方では、しゃれたゲストハウスも増え、国際化が進む。宣教師として来日したカナダ人のルボ・ジャンさん(74)はここで40年近く、生活困窮者らを見守ってきた。その目に映った山谷の人々と街の変遷、そして日本とは。(文・写真:後藤勝/Yahoo!ニュース 特集編集部) JRや地下鉄が交わる南千住駅から南へ10分ほど歩くと、漫画「あしたのジョー」で有名な泪橋交差点に着く。さらに路地に入ると、いつも男たちが集まっている一角がある。建物には「山友会」「クリニック」という古い看板。たいていジャンさんもここにいる。
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