物を作る趣味をしようとすると、辛くてしょうがない。 例えば絵を描いたり、音楽を作ったりとか。 やりたいなあって思いはあるんだけれど、実際にやってみると、 こんな事やって何になるんだって、むなしい気分になる。 伊坂幸太郎さんのモダンタイムスという小説内に、 「物を作る人には、自己顕示欲と創作欲が両方ある」という記述がある。 話の本筋とはあまり関係ない文章なんだけれど、胸に引っかかる。 ぼくの場合、自己顕示欲が強くて創作欲が少ないから、構ってもらえないと虚しくなるのかもしれない。 プロアマ問わず無数の作品が日々投稿されるネットの中では、レベルが高くない作品はなかなか構ってもらえない。 ニコニコ動画やpixivを見ると、華やかなランキングの影には閲覧数10以下の作品が山のように投稿されている。 そこでめげずに作れるのは、性格だったり、才能だったりするのだろうか。 憧れはコントロールされたもので、