国際ボクシング連盟(IBF)フライ級15位の坂本真宏(27)=六島=が12月31日、マカオで王者のモルティ・ムザラネ(南アフリカ)に挑戦する。大阪市大院に在学中の現役大学院生でもある坂本は、世界王者になる夢とともに、ある願いをかなえるために戦う。 世界戦に向けて下半身、特に踏ん張る力を強化してきた。11月中はトレーナーを乗せた自転車に重しをつけ、後ろを押して坂道を駆け上がった。マカオで戦う準備を着々と進めている。 堺市で生まれ、泉北高時代にキックボクシングジムに通ったことで格闘技に興味を持った。大阪市大工学部に進学してボクシング部に入部。人と殴り合った経験はなく、ケンカといえば「一個上の兄とやるくらい。争いごとを避けて生きてきた」。だからこそ拳を思い切りぶつけられる「非日常の世界」にのめり込んだ。 大学時代には大きな実績はなかったが、部を引退後の4年時にプロデビュー。右ストレートを武器に2
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