7月に発売された原田宗典さんのエッセイ『やや黄色い熱を帯びた旅人』は、1997年に「戦争と平和」を考えるTV番組の企画で世界各地を訪れた際に記した日記をまとめたもの。2007年には同名の戯曲も発表されています。 「図書」8月号では、原田宗典さんの妹である作家・原田マハさんとの初めての対談を収録。『やや黄色い熱を帯びた旅人』について、同じく作家であり、自身も世界各地を旅した経験のあるマハさんが感想を語りました。 今回はこの、原田宗典さん、原田マハさんの対談を全て公開します。 原田マハ(はらだ・まは)=写真左 1962年生まれ。作家、インディペンデント・キュレーター。デビュー作『カフーを待ちわびて』で日本ラブストーリー大賞を受賞して小説家デビュー。主な作品に『さいはての彼女』『#9』『本日は、お日柄もよく』『楽園のカンヴァス』などがある。 原田宗典(はらだ・むねのり)=写真右 1959年生まれ