世の中に芸術家と呼ばれる人はたくさんいますが、「天才芸術家」と聞いて真っ先に思い浮かぶのはきっとパブロ・ピカソでしょう。 パブロ・ピカソ(1962年撮影) 「ゲルニカ」など数多くの名画を描き、今に至るまで絶大な評価を得ているピカソですが、その絵のいくつかは「わけが分からない」と評されることがあります。また、子供にも描けそうな絵といわれたりもします。 少し前には、「ピカソより普通にラッセンが好き」というお笑い芸人のネタもありました。確かに誰が見てもきれいで分かりやすいラッセンのイルカの絵に比べて、ピカソを普通に好きになれる要素を見つけるのは難しいかもしれません。 ではそんなピカソが教科書に載るような巨匠として扱われ、ここまですごいといわれているのはなぜなのでしょうか。 圧倒的な技術力 まず、ピカソの絵が「良い」か「悪い」かはさておき、「うまい」絵であったことは確かです。 「科学と慈愛」189
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