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芥川賞に関するTomosugiのブックマーク (2)

  • 真剣勝負の選考が文学を豊かに|好書好日

    ISBN: 9784166610280 発売⽇: 2015/06/19 サイズ: 18cm/233,21p 芥川賞の謎を解く—全選評完全読破 [著]鵜飼哲夫 又吉直樹さんが芥川賞を得て世間が沸いている。私もこそこそと『火花』を一冊買ってきた。そんなお父さんがたくさんいるに違いないが、彼らは芸人・又吉を知るまい。賞を取ったからこそ、どれどれとに手を伸ばす。時代に乗り遅れまいと身銭を切る。つまりそこには芥川賞への信頼が作用しているわけだが、それはいったいどういうことか。書はその秘密に迫る。 1935(昭和10)年に芥川賞は始まる。著名な作家を委員に選び、選考会を開く。委員ごとに選評を書き、「文藝春秋」誌上に発表するというシステムを取る。蓄積された選評は1400以上。著者の鵜飼哲夫はすべてを読破し、芥川賞を解析する。彼は読売新聞・編集委員で、長く芥川賞を取材してきた。文芸に携わる者なら誰もが

    真剣勝負の選考が文学を豊かに|好書好日
  • 西村賢太 : 同伴者の本棚

    「創作とは作家はあくまで己の感性で主題を捉えて表現する作業だが、それが作品として発表される限り読者という他者との何らかの関わり、それは感動や共感であったり反発であったりもしようが、今回の候補作の大方は読者の代表の一人たる私にとっては何とも退屈、あるいは不可解なものでしかなかった。それでもなお選考委員の多くは極めて誠実勤勉に、作者の意図しようとしていたものを読みこみ理解もしようと努めていたが、私にはそんな気を起こさせる以前の代物(しろもの)にしか思えない。 大体、作品の表題がいい加減で内容を集約表現しているとも思えない。自分が苦労?して書いた作品を表象する題名も付けられぬ者にどんな文章が書けるものかと思わざるを得ない。曰くに『グレート生活アドベンチャー』、『アウラ アウラ』、『わたくし率イン歯ーまたは世界』、『オブ・ザ・ベースボール』、『アサッテの人』。いいかげんにしてもらいたい」 平成19

    西村賢太 : 同伴者の本棚
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