食に関連する同人誌、リトルプレス、ZINEなどを発行するインディペンデントな出版人たちに話を聞く「ニッポン偉ZINE伝」。 第4回は『月刊ドライブイン』発行人の橋本倫史さんにご登場願った。 戦後のモータリゼーションから生まれた風景として日本に定着し、今、惜しくも徐々に消えつつあるドライブイン。全国のドライブインを訪ね歩いて、店主の個人史をじっくり聞き出すことで浮かび上がる「昭和」を記録するルポルタージュを毎号二編ずつ掲載してきたのが『月刊ドライブイン』だ(最終号のみ一編)。 その小冊子は、ざらっとした手触りの用紙にモノクロのリソグラフ印刷。橋本さん自身が手がける、そのシンプルなデザインも内容と相まってカッコいい。 2018年6月に発行されたvol.12が最終号となったが、全号をまとめた単行本を筑摩書房より刊行すべく準備中だという(2019年1月発行予定)。 自費出版誌から書籍化までの道のり