新型コロナウイルスに感染し、自宅で療養する人が増える中、国は先週、自分で検査した結果をもとに、医療機関を経ずに療養に入る対応を広げるなどとする、新たな対策の方針を示しました。 専門家は医療機関にかからない患者が多くなるため、市販の薬などを使った「セルフケア」の方法を知ってもらうことが必要だと指摘しています。 感染の第7波では自宅療養をする人が先週の時点で100万人を超えた一方、重症化する人の割合は小さく、国の新たな方針もあり、発症してから療養が終わるまで、一度も医療機関を受診しない患者が多くなるとみられています。 これについて、感染症の専門医で札幌市のコロナ対策の助言を行う北海道科学大学の岸田直樹客員教授は「市販薬を使って対応する『セルフケア』の方法を浸透させることが必要だ」と指摘し、「かぜ症状」には複数の症状を同時に抑えるものより、せきなど特につらい症状の緩和に特化した薬、全身症状の場合