脳ドック検診の賛否両論！ : 糖鎖ブログ脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管疾患は日本人の死因として、ガン、心疾患に次いで３番目に多い病気です。 そこで、多くの人が今は健康でも将来、自分は大丈夫か心配になりチェックをする様になり、１９８８年にスタートした脳ドックはその後あっという間に日本全国に広がり、今では８００を超えています。 脳ドックでは小さな異常、脳の動脈壁の一部が外側に突き出てコブ状になる動脈瘤が見つかります。この動脈瘤が破裂すると「くも膜下出血」になりますので脳外科医の多くは動脈瘤の根元を金属製のクリップで挟む手術かカテーテルを送り込んでコイルで動脈瘤を詰める治療をすすめます。 ところで、この様な未破裂動脈瘤（１ｃｍ未満）が破裂する確率は欧米では年０．０５％（２０年で１％）が常識ですが、日本の多くの脳外科医は年１〜２％であると主張しています。一方、未破裂動脈瘤の治療では手術、血管内治療のいずれも約１％が死亡し、重い
