女性特有の丸みを帯びたお尻の形は(1)骨盤の形の違いだけではなく(2)皮下脂肪が多い事も大いに関係しています。 女性は妊娠・出産という大切な役割を担っていますので、男性に比べるとお腹とお尻のまわりにより多くの皮下脂肪を蓄えています。皮下脂肪はエネルギー源の貯蔵、内臓の保護さらには寒さから体を守る断熱材的な機能を果たしています。 皮下脂肪がある水準以下に近づくと、体温、睡眠、生殖などの神経中枢が存在する脳の視床下部は妊娠・出産に必要なエネルギー源貯蔵の皮下脂肪が体内にどの程度あるかをチェックします。その結果、皮下脂肪が少なすぎると、排卵から妊娠という事態に至らない様に排卵を止めてしまいます。 過激なダイエットによって急激に脂肪が減ると生理が止まる(体脂肪率17%で約半数、12%まで低下するとほぼ全員)事がありますが、その原因は以上の作用によっています。 女性にとっては、適度の皮下脂肪は必要不