自閉症：オキシトシン投与で知的障害者の症状改善 金沢大 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)
脳内ホルモンの一種「オキシトシン」の投与で重度の知的障害のある自閉症患者の症状が改善したと、金沢大・子どものこころ発達研究センターが２３日、発表した。主治医の棟居俊夫・特任准教授は「知的障害のある患者で効果が確認された例は初めて」としている。 オキシトシンは出産時に大量に分泌され、子宮や乳腺の収縮などに作用、陣痛促進剤などとして使われている。他者を認識したり、愛着を感じる機能に関係するとの研究結果も最近出され、知能の高い自閉症のアスペルガー症候群で効果が実証されたとの報告もある。 この報告を知った、同センターに通院する２０代の男性患者の両親が、０８年にオキシトシンの点鼻薬を輸入し、数カ月服用したところ、（１）主治医の目を見て話す（２）対話で笑顔を浮かべる（３）ＩＱテストが受けられるようになる－－など症状が改善。１０カ月間投与し改善状態の持続も確認した。 男性は３歳で自閉症と診断され、服用前
糖鎖ブログ:自閉症と神経伝達物質オキシトシン - livedoor Blog（ブログ）
平成１９年１２月１８日の国連総会にて、毎年４月２日を「世界自閉症啓発デー」と決議されて以来、世界各地にて自閉症に関する啓発の取り組みが行われ、国内でも「日本実行委員会」が組織され広く活動がなされています。 ところで、神経伝達物質の１つオキシトシンは授乳期の女性に母乳の分泌を促したり、陣痛を誘発する一方で、自閉症患者のオキシトシンの血中濃度が低い事は以前より知られていました。 このたび、フランスの認知・社会神経科学センターの研究チームは高機能自閉症またはアスペルガー傷害をもつ１３人を対象にオキシトシンを吸入するグループと吸入しないグループに分けて実験を行いました。 その結果、オキシトシンを吸入したグループはそうでないグループに比べ、人の顔を見る時に注意を払い、ボールをパスする仮想ゲームにおいても社会的な手掛かりに、より留意する事が明らかになりました。 同研究チームは、社会的反応の個人差は大き
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