キスをすることによって母親などから赤ちゃんへ虫歯の原因となるミュータンス菌が受け渡されるというのは比較的知られているかもしれませんが、だ液を介して菌やウィルスが伝達されるのは悪いことばかりではありません。 だ液を介して受け渡される物質の中には普段は何の問題も起こさないのですが妊娠中に感染すると非常に危険なウィルスも含まれており、男性とのキスを通じて接触することで、女性は妊娠する前にこのウィルスに対する免疫を獲得することができるそうです。 詳細は以下から。Kissing was developed 'to spread germs' - Telegraph サイトメガロウイルス(学名human herpesvirus 5)というこのウィルスはヘルペスウイルスの一種でだ液中に広く存在し、健常者が感染しても特に治療は必要ないのですが、女性が妊娠初期に初感染すると、胎児に移行感染し流産や出生異常の
よく知られている人間のABO血液型(A型、O型、B型、AB型)は、A型物質やB型物質をもつもの、O型物質のみをもつものなど種類によって異なる血液型物質をもつ腸内細菌の血液型物質の遺伝子が人間の体に入り、さらにトランスフェクション(遺伝子移入)によってもたらされました。 そして、免疫反応から自己を守るために、自分にない血液型物質に対する自然抗体を血清中にもち、他方、A型物質をもつ人は抗A抗体を、B型物質をもつ人は抗B型抗体を、AB両物質をもつ人は抗Aと抗B抗体をそれぞれ作らなくなりました。なお、O型物質は全ての血液型の人が共通にもっていますので抗O型抗体は作られません。 この様に整理すると、人間の血液型によっては、特定の細菌に対して感染力や重症度が異なるのではと思われますが、実際に以下の傾向があります。 例えば、O型の人は総じて感染症には強い傾向にありますが、O型物質を多くもっている、ペスト
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