今年最後の3連休で温泉地にお出掛けされた方も多いのではないでしょうか。そこで… よく水が硬いとか柔らかいと表現される事がありますが、硬い水は硬水、柔らかい水は軟水と呼ばれています。日本国内の水道水は通常は軟水ですが、欧米では硬水が一般的です。 硬水とはカルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含む水の事で、石鹸の泡立ちは悪く洗浄には向きません。理由は、石鹸イオン(分子)の親水性の部分では、最初はナトリウム(陽イオン)が結合していますが、石鹸分子が水に溶けるとナトリウムイオンが外れ、陰イオンになり洗浄能力を得ます。しかし、カルシウムイオンやマグネシウムイオンは石鹸イオンが結合すると外れなくなるからです。この様に、カルシウムイオンやマグネシウムイオンに石鹸イオンが結合した金属石鹸は通称、石鹸カスと呼ばれ水には溶けません。 同様に温泉の成分にナトリウムイオン以外の金属イオンを多く含んでいると石鹸