COPD増悪症状を再現 理化学研究所(埼玉県和光市)は、ヒト慢性閉塞性肺疾患(COPD)の増悪患者の症状をマウスで簡便に作製できる方法を見出したと、7月29日発表した。 (画像はwikiメディアより引用) この研究成果は、理研グローバル研究クラスタ、理研−マックスプランク連携研究センターシステム糖鎖生物学研究グループ疾患糖鎖研究チーム、群馬大学、慶應義塾大学、日本医科大学との共同研究による。 世界で死者が多いCOPD 慢性閉塞性肺疾患COPDは、主に喫煙により発症し、肺胞の破壊や気道炎症が起きる。肺気腫と慢性気管支炎と呼ばれていた疾病概念を統一したもので、WHOの試算では、2005年には世界で年間300万人がCOPDで命を落としている。 現在では治療可能担ってきて入るが、肺胞破壊を修復するような根治療法は未だ開発されていない。 エラスターゼ+リポ多糖 理研では、タンパク質分解酵素エラスター