コンテンツを違法ダウンロードしたユーザーのネット回線を切断する法案が、英国でも可決された。 英国議会はこのほど、「デジタルエコノミー法案」を可決した。2カ月以内に施行の予定だ。同法案は、オンラインでの海賊行為を従来よりも厳しく取り締まっている。 同法案では、ISPは違法ダウンロードの疑いのあるユーザーに警告の書簡を送り、場合によってはユーザーのネット接続を停止しなくてはならない。 ネットユーザーや通信会社からはこの法案に反対する声が上がっており、ネット市民権団体の電子フロンティア財団(EFF)は、一部議員からも疑問が上がっていたこと、法案が「夜遅く、わずか2時間の審議で」可決されたことを指摘している。また市民団体Open Rights Groupは「市民の権利が危機にさらされている。この法案は、著作権侵害の疑うがある人に対し、証拠を調べずに厳しい罰を与えることができる」と危ぐを示している。