契約者固有IDは,iモードやEZweb,Yahoo!ケータイといった携帯Webアクセスを利用するユーザーに割り振られるID番号のことである。このID番号は,ユーザーが携帯Webアクセスを利用しているときに,ユーザーの知らない間にアクセス先のWebサイトに送られる(図1)。 契約者固有IDの目的は,ユーザーがIDを入力しなくてもWebサイトにログインできるようにしたり,ユーザーの一連のアクセスを識別したりすることにある。このような契約者固有IDの形式と送られ方は,通信事業者ごとに異なる。NTTドコモが2008年3月31日に契約者固有IDを送信するしくみを組み込んだことで,携帯Webアクセスを提供しているNTTドコモ,KDDI,ソフトバンクモバイル,イー・モバイルの4社が対応することになった。 Webサイト側には,同じユーザーからのアクセスであれば,同じ契約者固有IDが送られてくる。ただし,携
未成年者の携帯フィルタリングが原則義務化となり、続いて「青少年ネット規制法」も成立した。当事者である高校生の保護者は、この動きについてどう考えているのか? 前回に続き、全国高等学校PTA連合会・会長の高橋正夫氏に聞く。 ● 青少年ネット規制法案、反対会見での発言の真意は? 4月23日に開かれた、青少年ネット規制法案への反対会見で。(向かって左から)ディー・エヌ・エーの春田真氏、ネットスターの高橋太洋氏、マイクロソフトの楠正憲氏、ヤフーの別所直哉氏、楽天の関聡司氏、全国高等学校PTA連合会の高橋正夫氏 高橋氏は4月23日、マイクロソフトやヤフー、楽天、ディー・エヌ・エー、ネットスターとともに、青少年ネット規制法案(当時)に反対する会見に参加している。このことから、高等学校PTA連合会が青少年ネット規制法反対派のように報じられてきた。実際はどうなのだろうか? 「反対会見に参加したのは、ヤフーか
■ 日本のインターネットが終了する日 (注記:この日記は、6月8日に書き始めたのをようやく書き上げたものである。そのため、考察は基本的に6月8日の時点でのものであり、その後明らかになったことについては脚注でいくつか補足した。) 終わりの始まり 今年3月31日、NTTドコモのiモードが、契約者固有ID(個体識別番号)を全てのWebサーバに確認なしに自動通知するようになった*1。このことは施行1か月前にNTTドコモから予告されていた。 重要なお知らせ:『iモードID』の提供開始について, NTTドコモ, 2008年2月28日 ドコモは、お客様の利便性・満足の向上と、「iモード(R)」対応サイトの機能拡充を図るため、iモード上で閲覧可能な全てのサイトへの提供を可能としたユーザID『iモードID』(以下、iモードID)機能を提供いたします。 (略) ■お客様ご利用上の注意 ・iモードID通知設定は
調査結果が纏められています。 この調査では、子供と若者がどのようにデジタル技術を利用しているかを調べました。 技術とライフスタイルに関するこのCircuits of Cool/Digital Playground調査は、子供や若者とデジタル技術の関係に関する従来の定説に疑問を投げかけ、 文化、年齢、性別が技術の使われ方に与える影響を研究しています。 各国の違いが書かれているのですが、 日本は「技術に恋した国」と評されますが、現実は違います。 日本の若者はプライバシーがあまりない小さな家に住んでおり、 通常は、大学に行き、家を離れて社会的なつきあいをすることが多くなるまでは、自分のPCをもつことはありません。 結果として、彼らの主なデジタル機器は、携帯電話になります。プライバシーと携帯性が確保されるからです。 他の国の若者と異なり、日本の子供や若者のIMやメールの使用頻度は調査対象の16カ国
最終回の第5回は、学校教育や情報教育現場の実態を聞く。教育現場は子どもたちの実態に追いついているのだろうか? 2005年3月まで現役高校教員で、現在は文部科学省中央教育審議会初等中等教育情報専門部会の委員も務める情報教育の第一人者、尚美学園大学教授の小泉力一氏に教育現場や教員の実態について話を聞いた。 ● 10代のネットトラブルは増え続けている 「10代のトラブルには、表に出てくるものと出てこないものがあります。自殺までになったら事件として扱われますが、引きこもりや人間不信になっても表には出てきません。表に出てくるものが増えているということは、出ていないことも増えているということなのです」と小泉氏は指摘する。子どもたちは真面目で、判断力がなく知識もないため、自力で解決できずに自殺してしまったり、不当請求で払わなくていいお金を払ってしまうなどのトラブルが後を絶たない。出会い系のトラブルに巻き
携帯電話やパソコンで簡単に自己紹介ページを作成できる、「プロフ」と呼ばれるサービスをご存じだろうか。あるテレビ番組では「首都圏の10代は、ほぼ100%持っている」とまで言われたほど流行しているサービスだ。今回は、プロフの代表的なサービス「前略プロフィール」を運営する楽天の濱野斗百礼氏(執行役員・インフォシーク事業長)と前田靖幸氏(インフォシーク事業部コミュニティ事業部部長)に、プロフの利用法や10代のインターネットに対する意識について話を聞いた。 ● 手軽さがウケた自己紹介ページのみのサービス 「プロフ」とはプロフィールの略。プロフの中でも最大数のユーザーを有しているのが、2002年4月に楽天が開始した「前略プロフィール」だ。メールアドレスだけで会員登録でき、写真の掲載のほか、「性別」「誕生日」「住んでいるところ」「前世」「世界平和に必要なのは」など、バラエティに富んだ65種類の質問に答え
「フィルタリングは“魔法の杖”ではないはずなのに」――慶応義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC機構)が1月21日に開いたシンポジウムで、未成年者向け携帯電話フィルタリングサービスについて、コンテンツ事業者や行政担当者らが課題を議論した。 昨年末に増田寛也総務相の要請を受け、携帯電話・PHS事業者は昨年末から今年にかけ、未成年者へのフィルタリングサービス原則導入を相次いで発表した。親権者が「フィルタリング不要」とキャリアに申し出ない限り、未成年者の携帯電話からはアダルトコンテンツや自殺希望者を募るサイト、コミュニティーサイト、掲示板などにアクセスできなくなる見込みだ。 コンテンツ事業者は「青少年をネットの危険から守るために、フィルタリングは必要」と総論では同意しつつも、「健全な運営を努力しているサイトも、そうでないサイトも一律でアクセス不能になる」と不満を募らせている。
慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ総合研究(DMC)機構が21日、「インターネット上の安全・安心に関する緊急フォーラム-未成年者向け携帯フィルタリングサービス原則化の是非を問う-」を開催した。総務省の担当課をはじめ、高校生らに人気の携帯サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)らが出席。未成年者が使用する携帯電話の“フィルタリング原則化”を総務大臣が携帯キャリアに要請し、これが実行された際の問題点について議論した。 この要請は、2007年12月10日に出されたもので、各携帯キャリア側もすでにこれを受けて施策を発表している。しかし、適用されるフィルタリングポリシーがキャリアごとに一律で、ユーザーごとにカスタマイズできないレベルのものであることなど、問題点が指摘されている。また、コミュニティ機能のあるサイトが、自殺サイトや出会い系サイトなどと同じカテゴリーに分類され
ドコモグループ9社(以下ドコモ)は、お客様が迷惑メール対策をご利用された場合に、設定状況によっては受信できない場合があった、メーリングリストに送られたメールや転送メールを受信できるようにする「宛先指定受信」機能を2008年1月23日(水曜)より提供いたします。 iモードメールにおける迷惑メール対策機能の改善の概要 機能提供開始日 2008年1月23日(水曜) 機能概要 今までは、送信元を偽って送信されるなりすましメールを「拒否する」に設定するなど、迷惑メール対策を一定の設定にしていると、プロバイダなどのメール転送サービスを経由したiモードメールや登録しているメーリングリストに送られたメールがなりすましメールとみなされるなど、受信できない場合がありました。 これらのメールを受信するためには、メーリングリストの場合はメンバー全員、メール転送の場合は送信元全てのドメインやアドレスを受信設定として
「10代の子どもたちの感覚がわからない」という話をよく耳にする。特に、ケータイを駆使する世代とパソコン世代との感覚のギャップは大きい。彼らは、どんなサービスを使ってどのように感じているのだろうか。 筆者は2000年頃まで小学校の教員をしていたのだが、当時、情報教育は始まったばかりで、パソコンを使いこなせる教員はほとんどいなかった。総合学習の時間にパソコンを使って授業をすることが推奨されたが、教える側の教員はというと、メールも使えない人ばかり。いざ授業をやることになっても、ゲームやお絵かきソフトをさせているだけということがほとんどだった。そしてフリーズした画面を見て、「おかしくなった」と言っては、本体の電源を切って強制終了を繰り返す始末。 一方、当時10歳だった生徒たちは、パソコンも携帯電話も大好きで、先生たちよりよほど使いこなしていた。まだ自分の携帯電話を持っている子どもは少なかったが、母
田舎だろうが都会だろうが住んでる場所なんて関係ないですね。 日経トレンディネット http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20071205/1005039/ > 広がる「学校裏サイト」、親まで悪口を書き込む惨状に >【続・子どもとケータイの闇】 学校裏サイトですが、「最近はケータイからしか見られないものが増えています。」とのことです。 トラブルの状況は携帯電話が普及し始めた「最初から悪かったんですよ。」との指摘が胸に痛いですね。 あと「「キッズケータイ」など子ども用ケータイからも、わいせつ画像が自在にとれるんですよ。」とあります、うーむ・・・。 #ちょっと調べてみますか、やれやれ。 日経トレンディネット(旧デジタルARENA) http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/col/20070424/121743/
「(子どもが有害な情報にアクセスできないように)フィルタリングを導入することには全くもって賛成だ。しかし、その仕組みや中身がどういったものなのかが、我々に伝わってこない。いきなり『来年からやります』とだけ言われても、保護者の準備ができていない」――総務省が12月27日に開催した研究会「インターネット上の違法・有害情報への対応に関する検討会」第2回会合では、政府のフィルタリング加入政策に保護者が戸惑っている様子が明らかになった。 冒頭の発言をしたのは、社団法人 全国高等学校PTA連合会会長の高橋正夫氏。高校生の保護者の代表だ。政府は12月10日に、携帯電話事業者4社に対して、有害情報にアクセスできないようにするフィルタリングサービスに未成年者が原則加入するよう要望したばかり。このため、議論は携帯電話のフィルタリングサービスに関するものが中心となった。 高橋氏は、親が子どもよりも携帯電話に対す
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