9月初旬,内閣府がWebページから個人情報が漏れた可能性があると発表しました。しばらく聞きませんでしたが,漏えい対策としては不十分な“黒塗りデータ”を使っていたことが原因のようです。このためか,最近,ある企業のシステム管理者から,『“黒塗りデータ”を公開する際に徹底すべき事項があれば,アドバイスしてほしい』という相談を受けました。 筆者がこの事件の情報を検索して確認した範囲では,公開されていたデータ形式や,個人情報を見えなくするために採用した方法などについて,具体的な情報はありませんでした。本来は,類似の事件の再発防止のために,採用した方法の誤りなどについて,事件の当事者側から具体的に情報を公開してほしいと思います。 [関連記事]:内閣府のホームページで個人情報が流出か(2008/09/01) それでも,「黒塗りした電子データが残っていた」ということは分かりました。また,内閣府関連のWeb