これは、今日死のうと思っている学生さんへの手紙です。 17歳の8月23日、私は自殺を決行しました。人生の何もかもがうまくいかなくて、この世は真っ暗でした。学校ではひとりで、親とは包丁を向け合うくらい仲が悪かったのです。 自分で言うのもなんですが、自殺についてはよく準備したほうだと思います。『完全自殺マニュアル』がボロボロになるまで読み、首吊りか電流を流して死ぬのがベストと結論付けました。ある方が死ぬまでに残した日記「終わる世界」で自殺がいかに惨めで、自己満足にすぎないかも予想して、首を吊りました。 こんな経験があるからといって、「あなたの気持ちが分かる」なんて、おこがましいことは言いません。死にたい理由はひとそれぞれです。私にわかるのは"今のあなたに「死なないで」と言うことの無意味さ"くらいです。だって、死にたいときは、今日も明日も真っ暗で、1分1秒がつらくて、死ぬ以外の選択肢が閉ざされて