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ブックマーク / www.kahoku.co.jp (25)

  • 河北新報 東北のニュース/福島県民の健康調査開始 体内放射性物質を測定

    福島県民の健康調査開始 体内放射性物質を測定 福島第1原発事故を受け、全県民約200万人を対象とした福島県の健康調査が、27日始まった。事故で放出された放射性物質への不安を抱える県民の健康管理が目的で、今後数十年にわたって継続する前例のない取り組みになる。  27日は浪江町の住民10人が放射線医学総合研究所(千葉市)を訪れ、内部被ばくの検査を受けた。現時点では全員に異常が認められなかった。放医研では、尿検査のほか、ホールボディーカウンターで体内の放射性物質の量を測定した。  検査終了後、男女2人が記者会見。両親や祖母らと暮らす女性(35)は「今のところ異常はないとの説明を受けた。一緒にいた家族も安心できる」と安堵(あんど)の表情を見せたが、「もう少し早く検査できればよかった」と話した。  放医研は警戒区域や計画的避難区域のうち、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民から約120人を抽出し、

  • 河北新報 東北のニュース/車中泊 遠い夜明け 共同生活難しく避難所を遠慮 気仙沼

    車中泊 遠い夜明け 共同生活難しく避難所を遠慮 気仙沼 宮城県気仙沼市の避難所の駐車場で、東日大震災から3カ月以上たった今も、車中生活を続ける被災者がいる。共同生活が難しいなど、さまざまな事情を抱える人がやむを得ず、息苦しい車内で眠れぬ夜を過ごす。民間支援団体は「命懸けの生活になっている」と指摘し、行政に早急な対応を訴えている。  約320人が避難生活を送る気仙沼市総合体育館。23日午後5時、配布された夕を手に、体育館から駐車場に向かう人々がいた。  「ここで独り住まい。頼る身内もいないから」  軽自動車の運転席の窓を開け、堺秀男さん(58)は話した。トランクには荷物がぎっしり詰まっている。  働いていた市内の水産加工場は津波で流され、離島・大島にある自宅も一部破損した。別の避難所を経て、3月下旬に市総合体育館に移ったが、「いびきがうるさいので周囲に迷惑をかける」と、移った日から車中泊

  • 河北新報 東北のニュース/世帯別避難に不安 福島のホットスポット 勧奨地点30日決定

    世帯別避難に不安 福島のホットスポット 勧奨地点30日決定 登校前の長男に声を掛ける秋葉知子さん。近所の人と協力しながら、学校まで車で送り迎えしている=27日、伊達市霊山町 実際に放射線量を測定し、世帯ごとに避難を促す「特定避難勧奨地点」について、政府は30日にも指定する世帯を決定する。候補地域はいずれも、福島第1原発事故によって局所的に線量が高くなった「ホットスポット」。伊達市では、地区全域を対象にしてほしいという声が高まっている。子どものために避難したくても、支援を受けられるのは指定される世帯だけだからだ。南相馬市では「今更線量を調査しても、不安が広がるだけ」と遅すぎる対応への不満が広がる。 ◎残る子ども心配 「望む人は全員対象に」/伊達  伊達市霊山町下小国で工務店を営む秋葉良典さん(38)との主婦知子さん(38)の家の卓は、料理に市販のミネラルウオーターを使い地元の材などを避

  • 河北新報 東北のニュース/福島県産野菜 出荷制限全域で解除 風評回復なお課題

    福島県産野菜 出荷制限全域で解除 風評回復なお課題 風評被害などの影響で売り上げが減った直売所=福島市の新ふくしま農協「ここら矢野目店」 福島第1原発の事故直後から続いていた福島県内の野菜の出荷制限(停止や自粛)が23日、警戒区域などを除き、県内全域でほぼ全面的に解除された。放射性物質検出による出荷停止、風評被害で大きなダメージを受けた県農業にとって失地回復への一歩だが、農地の除染など残る課題は多い。 <喜びひとしお>  政府は23日、福島市など県北8市町村の葉物野菜と、相馬市など相双3市町のカブの出荷停止を解除。3月20日に全県で露地野菜出荷が自粛されて以来、出荷制限がいずれかの地域や品目で続いていたが、警戒区域と計画的避難区域、一部の緊急時避難準備区域を除き、ほぼ全面的に出荷が可能になった。相馬市のセリだけが対象だが、収穫期は終わっている。  「もう作る側も買う側も悩まなくて済む。生産

  • 河北新報 東北のニュース/福島全県民対象の健康調査 尿検査で被ばく量推定へ

    福島全県民対象の健康調査 尿検査で被ばく量推定へ 福島県は18日、全県民対象の健康管理調査を8月に始めるのに先立ち、6月下旬から浪江町と飯舘村、川俣町山木屋地区の住民や避難者ら約2万8000人の調査を行うと発表した。  調査は問診票による外部被ばく量の推計を主に行う。具体的には事故後の滞在先や自家栽培の野菜の摂取状況などを調べ、推計に役立てる。  これに加え、全身の放射線量を測定できるホールボディーカウンターと尿検査による内部被ばく量の測定を、子どもや屋外作業者を中心に100人規模で実施。対象者は町村が選び、尿中の放射性セシウム量と内部被ばく量を調べ、尿検査で被ばく量を推定できるかどうか検討を進める。  県民健康管理検討委員会座長の山下俊一長崎大医歯薬学総合研究科長は「尿検査はホールボディーカウンターよりも、より正確に短時間で内部被ばく量を測定できる可能性がある」と説明する。  県は学校、

    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/06/20