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ブックマーク / agora-web.jp (3)

  • グローバル化の生物学 --- 辻 元

    グローバル化を巡る議論で、同一労働同一賃金への収斂といった平準化がよくクローズアップされますが、グローバル化は必ずしも平準化だけを引き起こすわけではありません。グローバル化を単純に熱力学の第二法則に譬えるのは正確ではなく、むしろ生物学の棲み分けに譬えるのが適当です。 生物の棲み分けとは何でしょうか。 野原にある植物を観察すると、似通った植物は同所的に生えていないことに気付きます。これは、似通った種は、同じ環境を好み、それらが同じ場所に生息しようとすれば、異種間競争が起きて、比較優位な種だけが生息する状況に収斂するからです。 このような競争を生物学ではニッチ(生息環境)の奪い合いと言います。 しかし、それでも野原にいろいろな植物が見られるのは、野原にはいろいろな環境が存在するからです。例えば高い草の影には日陰を好むの植物が生えたり、スミレなど草丈の低い草は、春先だけ、地表に光が届くのを利用し

    グローバル化の生物学 --- 辻 元
    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/11/14
  • 原発学者たちの良心を疑う - 純丘曜彰

    べつに原発反対派ではない。よけいな社会的パニックを引き起こすことを歓迎するものでもない。だが、国内で唯一、実情を国民に説明することのできる専門家たちが、この場に及んでまでも、マスコミの中で奇妙な原発擁護のレトリック(修辞)をこねくり回していることに対し、学者としての良心を疑う。 「「想定外」の大震災にもかかわらず、この程度で済んでいるのは、日の原発が「優秀」だからだ」などと解説する学者は、まったくの茶番。福島原発に関して言えば、専門家であれば当然にあの問題、いや、一般のジャーナリストであっても、ちょっと調べればすぐに検索に引っかかる問題、すなわち、つい先日、二月二八日の時事通信等の報道を思い浮かべるはずだ。 すなわち、東京電力は、十数年に渡って福島原発で機器点検簿の改竄偽造を行ってきていた。その中に、まさに「非常用ディーゼル発電機」や「空調機」などが含まれていた。この問題に対し、東京電力

    原発学者たちの良心を疑う - 純丘曜彰
    TurkoisYu
    TurkoisYu 2011/07/04
  • 宮崎アニメ「ハウルの動く城」に込められた「原子の火を絶やすな!」という強いメッセージ

    「原子力発電反対」と言えば、一見「良い人」のように思われがちだ。 「原子力発電賛成」と言えば、「とても悪い人」のように思われがちだ。 「Fukushima」原発事故の後だから、なおさらのことだ。 「原発反対か、原発推進か」といった二者択一の問題でもないことも、当たり前だ。 こういった不毛の争いは、1979年のアメリカTMI(スリーマイルアイランド)事故の後にも、80年代を通じて、しばらく続いたのだ。 1979年と言えば、今のイランでイスラム革命が起きて、当時も中東情勢が不安定になっていた。 この1979年のイラン革命を境に、それまで1バーレル12ドルくらいだった原油価格が、一挙に1バーレル32ドル前後に急騰した。 アメリカ・スリーマイルアイランドの電力会社は、エネルギー価格急騰の中で、手持ちの原子力発電所をフル回転していた。 そして、起きたのが、アメリカスリーマイルアイランド事故だ・・・。

    宮崎アニメ「ハウルの動く城」に込められた「原子の火を絶やすな!」という強いメッセージ
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