第44回放送フォーラム 番組制作者と語る 「私はフクシマをどう伝えたか~TBS金平キャスターのテレビジャーナリズム論~」 3・11大震災で爆発事故を起こした福島第1原発は日本の原発の「安全神話」を突き崩しました。その「安全神話」は電力会社と政・官・業・学の癒着で作られ、メディアもその一翼を担ってきました。電力会社の膨大な宣伝費を受けいれることで、事故を報ぜず、「安全」を推進してきたのです。 こうした中で、TBSの金平キャスターは被災地取材の一方で、市民の原発集会にも出席し、雑誌の対談でも「今度の原発事故は、私たちメディアの化けの皮をはがし、本物とにせ物の違いを見せてくれるきっかけになったという意味で、メディアが生まれ変わるチャンスだと思います」と語っています。 金平キャスターが福島の現場で何を見て、何を伝えたのか、そして日本のテレビジャーナリズムはどう変わればいいのかを語ってもらいます。