8月28日に企業に女性登用を促す新たな法律「女性活躍推進法」が成立した。 これにより、従業員301人以上の企業は、来年の4月1日までに、女性登用について数値目標を含む行動計画の作成と公表が義務付けられる。300人以下は努力義務が課せられる。 301人以上の企業は約1万5000社あるといわれる。つまり、多くの企業にとって行動計画作成は「自分ごと」となるのだが、そのことはあまり知られていないようだ。従業員が301人以上なのに「ウチには関係ない」と思っていたり、何をしたらいいか分からずに困っていたりする企業が多いのではないか。 ある担当者は、「ストレスチェックもマイナンバーもやらなければいけないのに、その上女性活躍の行動計画まで…」とため息をつく。本来であれば昨年の秋に成立するはずだった新法が、解散、総選挙でここまでずれこんだ。昨年秋に成立していれば時間はあったのに、1年ずれこんだおかげで、来年