給与計算では、1円未満の端数が発生します。また、給与計算のもととなる労働時間を集計する際、1分単位の扱いに戸惑うかもしれません。ここでは、給与計算の端数処理について解説します。 割増賃金や労働時間の計算などで認められている端数処理について、そのタイミングや具体的な数字をもとに紹介します。月次の給与計算の際の参考にしてください。 給与計算における端数処理はどうしたらよい?時給の従業員の給与を計算する場合、「3時間23分」の勤務時間のように端数がある場合、「15分単位」での切り捨て処理を行ってもいいのか迷うケースがあります。また、基本給や手当、残業時間を合算したあと、支給額に1円未満の数字が出てしまうこともあります。 給与計算の端数処理を間違うと労働基準法違反となってしまうため注意しましょう。 切り捨て、それとも切り上げ?労働基準法第24条では、賃金は、「1 通貨で」「2 直接労働者に」「3