ロンドンのテロ同様、イスラム教徒の男性が関わったのがオランダの映画監督殺害事件だった。オランダの移民状況とは? (以下は、昨日に引き続き、「新聞研究」7月号に掲載された文章の再録です。最後に「7月の裁判」とありますが、中旬に既に開かれ、26日には判決が出る予定です。) ―移民に対するまなざしの変化 ファン・ゴッホ監督殺害事件がオランダ全体を大きく揺るがせた背景には、増える移民とオランダ国民の移民人口に対するまなざしの変化がある。 オランダの移民の歴史を振り返ると、16世紀から18世紀にかけては、スペインやポルトガルから来たユダヤ人、フランスのカルバン派プロテストタントなどの避難先になり、宗教的寛容のある国としてオランダは世界的に知られた。20世紀に入るとかつてのオランダの植民地だったインドネシアや南米のスリナム共和国からヒンドゥー教者、イスラム教信者が入ってくる。 1970年代には、労働力
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