「ほとんどすべての人が小さな恩義に喜んで恩返しをする。多くの人が中くらいな恩義を恩に着る。しかし大きな恩義に対して恩知らずでない人はほとんど一人もいない(ラ・ロシュフコー)」 偉人の名言に感じること。 「恩を売る」難しさ 僕は誰かにおごったり、プレゼントを上げるのが苦手です。彼が「恩返ししないといけない」と僕に対して、過度な恩義を感じてしまうのが怖いからです。 ラ・ロシュフコーの言葉は真理で、与えられた恩が大きければ大きいほど、与えてくれた人に対して「恩返ししないと」という観念に囚われることになります。与えた側も「あんなに目をかけてやったのに」と、恩を与えた対象を「恩知らず」として認識します。 そういうコミュニケーション上の齟齬が、僕は面倒くさいし、嫌いなのです。ゆえに、人に何か恩を与えることに対して、慎重になってしまいます。 一方で、NPOへの無償コンサルティングなどは、非常に気持ちよく