先日、ひょんなことからCarl Zeissのレンズ、Biotar 7.5cm f1,5、エキザクタマウントの戦前モデルを手にいれた。 店頭で出されたときに一度は使ってみたいと思っていたレンズなので即決した。 何がすごいかというと、このレンズは1939年ごろにエキザクタマウントは200本ほどしか生産されていないレンズで、今回のはお店で調べてもらったら第二ロットの100本のうちの1本目だった。(シリアルの末尾も1) また、旧コンタックスマウントもあったのだが、それを含めてもトータル1411本なのだ。 1939年に登場したBiotarの最初のモデルは重量感のある真鍮製クロームメッキ仕上げの鏡胴で、ボディカラーはシルバー、対応マウントはExaktaと旧CONTAXマウント、絞り機構はフルマニュアル(手動絞り)、最小絞り値はF16という構成であった。初期のロットにはガラス面に光の反射防止膜(コーティ