医師 / 皮膚科専門医 / 医学博士 Lumedia編集長。静岡皮膚科(2024年3月開業/静岡駅徒歩3分)院長。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。 Lancet姉妹誌などに多数論文掲載。東大病院病院長賞などを受賞。適切な科学的根拠に基づくスキンケア情報を発信中。 傷の消毒は一般的にNG結論から述べると、一般的な傷を消毒することは推奨されません (参考文献 1) ! 浅い傷には消毒は不要ですし、深い傷でも感染していなければ消毒しなくて大丈夫です。 確かに以前は「傷は消毒して乾燥させて治すものだ」という考えが常識とされている時代もありました。「消毒してから滅菌ガーゼで保護する」というやり方ですね。しかし、近年では「傷が乾燥するとかえって治りが遅くなる」と考えられており、このような手法は用いられなくなってきています。 また、消毒自体が傷に悪影響を与える可能性もあります。傷を治すためにせっ
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