JR東日本は19日、東京都心と羽田空港を結ぶ新線を建設する構想を明らかにした。東京や新宿から空港までの所要時間が今の半分の20分前後に短縮される。 2020年東京五輪開催前に一部開業し、20年代半ばの完成を目指す。総事業費は約3200億円と見込まれ、国や東京都と今後協議する方針。 JR東日本によると、山手線田町駅付近から東京湾に向かって南へ延びる貨物線を活用した上、東京貨物ターミナルから空港まで海底トンネル(5.7キロ)を通す構想。 上野と東京をノンストップで結ぶ東北縦貫線が来春開業するため、現在上野止まりの東北(宇都宮)、高崎、常磐各線も空港への直通運転が可能という。 将来の鉄道網を調査する国土交通省交通政策審議会の小委員会で19日、JR東日本が構想を説明した。