HDDを選ぶ際、容量と価格が重要だ。他にも多数の細かい仕様が公開されているものの、実際に運用すると故障しやすいもの、故障しにくいものがあるはずだ。そのようなデータが3年分公開されたので紹介する。 HDDは可動部がある精密機械だ。衝撃や震動を避けたとしても故障することがある。大容量HDDが故障すると被害は大きい。 そこで30万台以上のHDDを運用してきたBackblazeの事例を紹介しよう。 同社は2024年12月31日時点、自社のデータセンターで30万5180台のHDDを運用中だ。その際の故障率について、同社は2025年2月11日に統計レポートを発表した。どのメーカー(ブランド)の故障率が低いのだろうか。故障しやすいHDDの容量というものがあるのだろうか。 故障しなかったHDDは? 安定しているブランドは? 同社のHDDは起動用とデータ格納用に分かれる。起動用は4060台、データ格納用は3
