1964年に建ち、老朽化した鶴岡市立加茂水族館(鶴岡市今泉大久保)の新築計画を進める市は、新水族館の基本設計図を公表した。屋上が緑化された3階建てで、らせん状に緩やかに下りながら展示を巡る形になっている。メーンは世界最大級という直径5メートルのクラゲの水槽。水槽にはミズクラゲの中でもカサの直径が30センチを超える巨大な個体を1万匹近く入れる計画で、こちらも世界最大級の壮観さとなる。 市の登録業者から水族館建設で実績のある6社を選び、うち技術提案した4社を対象にして今年2月に設計プロポーザルを行った結果、日本設計(東京)に決めた。日本設計が市に基本設計を提出した。 基本設計によると、延べ床面積は現水族館の約2倍の3636平方メートル。クラゲに特化した水族館だけに、クラゲを展示する水槽は現行の20立方メートルから147立方メートルと7倍超に拡大充実させる。魚の水槽も85立方メートルから119立