目を信じてはいけない、見ているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、真実だと思ってはいけない。見ているのに見えていないものがある。 たぶん、そんなことはみんな知っているはず。 でも、すぐにそれを忘れてしまう、勘違いしてしまう、目を信じてしまう。 宇宙にはヒトが知らない情報が無数にあるし、知っていることの方が少ないくらい。ヒトが見ているのは、宇宙のごく一部でしかない。ごく一部、ほんのちょっとだけ。 耳を信じてはいけない、聞こえているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、宇宙には無数の音が鳴っている、静寂なんて宇宙のどこにもない。 触れることができるから何かがあるわけじゃない、触れることができないから何も存在しないわけじゃない。そもそも、触れようとするその手が確かなものだと決まったわけじゃない。 たぶん、そんなことはみんな知っているはず。 たとえば、ヒトの目が見ているものは、はじめに原因が