ブックマーク / www.keystoneforest.net (137)

  • 水すまし水面に映る空に立つ ~7月俳句tweetより~ - 森の奥へ

    台風7号が近畿地方を直撃、東海・西日各地に大きな被害を与えています。わたしの住む神戸は今日15日の午後くらいから風雨はやや治まってきたように感じます。ですが、我が家は六甲山中にありますので、長時間降り続く雨による土砂災害の危険も残り、まだ予断は許されない状況です。 わたしは手術後の自宅療養を経て、先週の月曜から出勤を再開しました。でもすぐにお盆休みが始まり、またゆっくりと体を休めています。パソコンのキーボードを打つ際に、左手親指の動きがまだ思うようになりませんが、手術痕の痛みはかなり和らいできています。手術の後は、先週3日ほど仕事しただけで、今日まで約4週間休みました。人生でこれだけ長く休んだのは初めてです。 これだけ時間があったのに、、、またまたブログ更新が滞っています。というよりブログ訪問をサボっています。当に申し訳ありません。せっかくパソコンに向かうなら、自分の記事を書くよりブロ

    水すまし水面に映る空に立つ ~7月俳句tweetより~ - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/08/18
    病室の中での心の動き、夏の辛さ、楽しさが詰まった7月の句を感じました。
  • 蟻地獄八つ九つ小蟻来る - 森の奥へ

    Twitter(X?)では書きましたが、7月下旬の十日ほど手術入院をしていました。数年前から、雑巾を絞るような動きをすると左手親指の付け根辺りに激しい痛みを感じることがあり、年々その痛みが強くなってきたので、今回手術を受けることにしたのです。母指CM関節症という症状です。左手親指の付け根の骨を切除し、左手の腱を移植して左手親指と人差し指とを繋ぐ、という手術だったそうです。 「母指CM関節症」|日整形外科学会 症状・病気をしらべる ぐるぐる巻きの包帯を解くと、左手甲や手首の3カ所に手術で切開した痕があり、まだ抜糸前なので、ブラックジャックの頬にあるような縫い目が何か見られます。手術痕の痛みはほとんどなくなり、左手の親指以外は支障なく動かせるので、パソコンのキーボードを打つことも、今はできています。 入院は何度目かになります。前回の入院のことも記事にしました。 www.keystonefo

    蟻地獄八つ九つ小蟻来る - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/07/31
    手術が成功のようで本当に良かったですね。又、twitterでお会いしましょう^^
  • あの人が来るまでそこで虹のままで ~6月俳句tweetより~ - 森の奥へ

    すでに7月になっています。前回の投稿が4月1日でしたので、3カ月経ってしまっています。サボってばかりで申し訳ありません。 この間、体調を崩したとか、仕事が忙しくなったとか首になったとか、日常に大きな変化があったわけではありません。以前と変わらずそこそこ仕事をして、そこそこアルコールを摂取する日々を送っています。ただただブログ更新をサボっていただけです。 ブログは書いていませんでしたが、俳句Tweetは以前同様に継続しています。ここ数カ月はブログを書くより俳句を考える方が楽しかった、というか、俳句を考えるだけで精一杯だったというところでしょうか、、、 それと、4月から始めたことがあります。オンラインの俳句講座と句会に参加することにしました。そこでの様子をどの程度書いていいのか分かりませんが、機会があれば可能な範囲で触れたいとも思っています。 数日前、snow36(id:snow36)さんから

    あの人が来るまでそこで虹のままで ~6月俳句tweetより~ - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/07/09
    「あの人が来るまでそこで虹のままで」いつもTwitterで楽しく拝読。keystoneさんの俳句の繊細さに毎句驚きです。
  • 凍つる空信号の赤明滅す ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は1月9日から1月13日までのtweet句です。 2023年詠み始めの句は以前の記事に書きましたが、俳句tweet記事の方では、今回ようやく2023年が始まりました。 相変わらずのぼちぼち更新です。申し訳ありません。 気長にお付き合いくださいますようお願いします。 朝まだき寒風に向かふ貌のあり 厚着して上着を羽織り襟を立て、両手をポケットに突っ込んで寒風に向かって歩きます。と言っても、別に困難に立ち向かっているというわけじゃなくて、たまたま正面から風が吹いてくるだけなんですが。そして気づけば、寒風を受けているのは露わになった自分の顔だけ。ヒトは体中を衣服で覆い隠しますが、顔だけはいつも無防備です。マスク着用も個人の判断に任されることになりましたし。 朝まだき寒風に向かふ貌のあり 山人 ※朝まだき(まだ夜が明けきらない時、早朝)、貌(かお) #haiku #俳句 #kigo #寒風 pi

    凍つる空信号の赤明滅す ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/04/06
    「③ 雲の底炙りて冬日始まれり」遅ればせながら、ブックコメします。底を炙るという表現がそても新鮮に感じました。
  • 今日の日もいつか昔に夏岬 ~旅行に行きたい!⑧~旅行二日目その3(碁石海岸・大船渡温泉) - 森の奥へ

    旅行二日目8月23日14時半です。 今回の記事は旅行二日目その3、碁石海岸・大船渡温泉編です。 この日の移動はレンタカーを使っています。16時までに大船渡・盛(G)でレンタカーを返却しないといけないので、駆け足で回っています。気仙沼・津波伝承館(S)を出たのが14時半。途中で碁石海岸(K1)に立ち寄り、大船渡・盛(G)目指してひた走ります。カーナビは間に合うよと教えてくれていますが、計算上は碁石海岸(K1)滞在時間は最長13分です。 (ドライブサポーター NAVITIMEより) 私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞ了承くださいますように。 下の赤字の部分が今回の行程になります。 一ノ関①⇒(車)⇒気仙沼⇒(車)⇒津波伝承館⇒(車)⇒碁石海岸⇒(車)⇒大船渡・盛⇒(JR大船渡線)⇒大船渡温泉(泊) 火野正平が自転車で旅をする『にっぽ

    今日の日もいつか昔に夏岬 ~旅行に行きたい!⑧~旅行二日目その3(碁石海岸・大船渡温泉) - 森の奥へ
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    URURUNDO 2023/03/09
    「今日の日もいつか昔に夏岬」ちょっとセンチメンタルな感じのする句です。心に残ります。
  • 数へ日や明日終はるかも知れぬのに ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    2月は記事の更新サボってました(^^; ぼちぼち再始動したいと思います。どうぞよろしくお願いします。 前回の記事 陽だまりに手袋の手を翳す朝 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ で触れたコンビニ強盗捕まったそうです。店や周辺の防犯カメラの映像などから逮捕につながった、とのことでした。 防犯カメラやドライブレコーダーの普及によって、わたしたちの生活は監視されているのか見守られているのか、監視されているからこそ抑止力になっているのか、抑止力にするためにはカメラはまだまだ足りないのか、何を守っているのか、何に守られているのか、監視されていても罪を犯してしまう心理ってどういうものなのか、いろいろ思うところはありますが、、、 今回は12月19日から12月23日までのtweet句と、去年・2022年詠み納めの句です。今回は6句です。 2022年分の俳句、最後の回になります、、、え!? もう2023

    数へ日や明日終はるかも知れぬのに ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/03/05
    (4)荷と雪を運ぶトラック夜が明ける  この句は我が家の車の事かと思いました。京都に行くと、ジロジロ見ている人の目を感じます。
  • 陽だまりに手袋の手を翳す朝 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    朝月夜コンビニレジで大あくび 前回の記事に載せた俳句です。わたしの毎朝の通勤路にあるコンビニでのエピソードを詠みました。 実は数日前、このコンビニに強盗が入りました。 60代ぐらいの男がレジにいたアルバイト店員の女性(67)に包丁のようなものを突き付けて「金を出せ」と脅した。女性が「ないです」と応じると、男は「これ、持って行くわ」と言って買い物かごに入れていた品と飲料の商品計3点を自分の手提げかばんに入れ、徒歩で逃げた。(「神戸新聞」より) わたしは事件が起きた30分後くらいこのコンビニの前を通りがかりました。ちょっと買い物、と思って店に入ろうとすると入り口がロープで封鎖されていました。その時初めて事件に気づいたのです。 そう言えば店の前の道にはパトカーが赤色灯を点けたまま停まっており、辺りにはお巡りさんが何人もいました。近くの民家の玄関口で聞き込みらしいことをしているお巡りさんもいまし

    陽だまりに手袋の手を翳す朝 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/02/04
    (1)「夜行バスの窓に残れる朝月夜」夜行バスでの眠りは浅い。時々目が覚めて窓の外を見ると、まるで自分に添っていてくれたかのように月がバスを追いかけて来る。そんな気持ちになったバスの旅だった。
  • 落つる葉をただ眺めゐる烏かな ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今年は1月9日が成人の日です。新成人は341万人になるそうですが、 2022年年4月1日、成年年齢を18歳に引き下げることを内容とする、民法の一部を改正する法律(平成30年法律第59号。以下「改正法」)が施行され、経過措置により、施行日時点で18歳以上20歳未満の人も同日に成年に達することとされた。そこで2022年中に新たに成人に達した人は、2023年1月1日現在で18歳か19歳か20歳の人となり、その人口は18歳が112万人、19歳が113万人、20歳が117万人で、合わせて341万人となる。(YAHOOニュースより) という事情があるのだそうです。 実は、わが家の次男Kは2003年1月生まれなので今月で20歳になります。今回の新成人の一人ということになりますが、去年の誕生日で19歳になったときは未成年だったのに、去年4月1日に誕生日でもないのに突然成人になったのです。 それ以来、成人式

    落つる葉をただ眺めゐる烏かな ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2023/01/10
    「③ 子ら駆けて落つる葉キャッチ歓声沸く」 よく見る光景です。しかし、子供達が笑顔で笑う日常の幸せな事。本当に大事だなと感じます。
  • 我が家の独立宣言 (創作短編小説) - 森の奥へ

    我が家の独立宣言 by 摩耶摩山 始まりは浴室だった。 ある日、我が家の浴室はわたしからの独立を宣言したのだ。ある蒸し暑い夏の夕方のことだった。 仕事から帰宅すると、寝室とリビングダイニングのエアコンをONにして、全部の部屋が冷えるのを待ちながら冷蔵庫でキンキンに冷やしておいた麦茶を一杯飲む。全部の部屋と言っても、1LDKの我が家なので、エアコンがあるのはその2部屋だけだ。麦茶を飲み干すと、寝室のキャビネットから取ってきた着替えの下着とTシャツ、短パンを持ってシャワーを浴びに浴室に行く。ここまでがいつものわたしのルーティーン。その日は、そこから先がいつもと違った。ドアに張り紙があったのだ。 「当浴室は日、貴方からの独立を宣言いたします」 けっこう達筆な字だ。と言うか、わたしより上手い。いや、そんなことどうでもいい。なんのことか意味が分からなかった。 身体中不快な汗にまみれているわたしは

    我が家の独立宣言 (創作短編小説) - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2023/01/07
    非常に怖い‼︎。これで「完」ですか?
  • 年新たすべて新たに世界中 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    2023年あけましておめでとうございます。 みなさまにとって、世界中の人たちにとって、より良き年になりますように。 年新たすべて新たに世界中 写真はわが家の近くで撮った初日の出です。神戸の日の出は7時6分のはずでしたが雲に隠れて見えず。7時10分過ぎ、雲の隙間からようやく太陽が顔をのぞかせました。 今年の詠み始めです。 今回は11月28日から12月2日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 葉を散らせ寒さうな月曜の朝 通勤の道すがら、いつも歩く川沿いの歩道に立つ木々には、鳥たちが集いさえずり、出会い共に暮らし、雛たちが生まれ巣立っていきます。木々は花を咲かせ実を実らせ、木の葉は色を変え散っていきます。落葉の時季、次第に葉を散らせていく木々の枝は震えています。裸木となった木の枝にとまる鳥たちは少し寂し気です。月曜日でも火曜日でも水曜日でも葉は散っていくのに、月曜の朝だけは違い

    年新たすべて新たに世界中 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2023/01/03
     (4)川涸れの岸辺夜来の雨で消ゆ  希望を感じます。
  • 高台へ屋上へ走れ春怒涛 ~旅行に行きたい!⑦ 〜旅行二日目その2(気仙沼・津波伝承館) - 森の奥へ

    旅行二日目8月23日です。 今回の記事は旅行二日目その2、気仙沼・津波伝承館編です。 この日の移動はレンタカーを使っています。16時までに大船渡・盛でレンタカーを返却しないといけないので、駆け足で回っています。厳美渓(一関市)を出たのが10時半。気仙沼目指してひた走ります。 (ドライブサポーター NAVITIMEより) 私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞご了承くださいますように。 下の赤字の部分が今回の行程になります。 一ノ関①⇒(車)⇒気仙沼⇒(車)⇒津波伝承館⇒(車)⇒碁石海岸⇒(車)⇒大船渡・盛⇒(JR大船渡線)⇒大船渡温泉(泊) なお、今回の記事は、東日大震災に関する内容を中心に扱っています。写真や資料も何点か紹介しています。巨大津波の現実も知らぬまま拙い俳句も詠みました。東日大震災は、被災された方々に今なお深い傷と

    高台へ屋上へ走れ春怒涛 ~旅行に行きたい!⑦ 〜旅行二日目その2(気仙沼・津波伝承館) - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2022/12/31
    いくらニュースや写真で見ても、行って見て初めてその凄さがわかるのでしょう。自然の力には人間はひとたまりもありません。「迫り来る怒涛を想ふ青岬」どの句も心に残りますが、特にこれです。来年もよろしく!
  • 見上ぐれば星流れゆく吾の先へ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回の記事の冒頭に、不可思議/wonderboy のことを少し書こうと思って書き始めたら、ちょっと長くなってしまったので別記事にしました。もし興味がおありでしたら、そちらもお読みください。 www.keystoneforest.net 今回は11月7日から11月11日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 後悔の対義語想ふ夜長し 後悔の対義語はなんだろう。納得、期待、予見、満足、遠慮など、ネットから探しました。けれど、どれもしっくりきません。先に悔いることなんかできなくて、悔いるという感情は後になってから初めて表れてくるものです。なので、そもそも後悔という言葉の成り立ちに問題があるのかもしれません。言葉の頭に「後」とあるから「前」とか「先」とか考えてしまうのかもしれません。そうして行き詰ってしまうのです。なので、「悔いる」の方の対義語を考えてみることにすると、「悔いる」は、

    見上ぐれば星流れゆく吾の先へ ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/12/24
    「(4) 曼珠沙華萎れて誰にも気づかれぬ」 今回は好きな句が幾つもあったのですが、華やかに咲いていた後の花の行く末は、人間と同じだなと面白く読みました。
  • 星月夜ピアスの君に触れられず ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    映画を2観ました。映画館で、です。 『すずめの戸締り』と『THE FIRST SLAM DUNK』の2です。 どちらもとっても面白かったですが、より楽しめたのは後者でした。 山王工業戦の最終盤で交代を告げられた桜木が安西監督に叫んだセリフ。 「オヤジの栄光時代はいつだよ。全日のときか? オレは、オレは今なんだよ!!」 自分の一生を俯瞰することができて初めて発することができるこの言葉。大した緊張感もなく生きてきたわたしには到底思いつきもしない言葉です。 心を揺さぶられました。 今回は10月31日から11月4日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 息白し背のランドセル笑ひをり わたしの通勤路にある小学校の朝の開門は午前8時と決まっているようです。ゆっくりめに出勤した朝は、8時少し前にその小学校の校門前を通ります。二人連れ、三人連れ、四人連れの小学生たちが校門に向かって歩

    星月夜ピアスの君に触れられず ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/12/14
    ③ 夜長酒忘れたきこと思ひ出す  夜長酒ではありませんが、眠れぬ夜に布団の中で悶々としていると、忘れたきことばかりが頭に浮かびしんどくなります。
  • 秋晴れや流るる雲の軽さかな ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は10月24日から10月28日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 秋暁の照らす頬だけ温かい すっかり秋めいた風が初めて吹いた朝。天気予報見てなくて、夏のシャツを着て家を出てきてしまいました。涼しくて良い感じ。いえ、でも、ちょっと涼し過ぎるかも。風はひんやりだけど、今日一日を良いお天気にしてくれそうなお日様が昇っています。オレンジ色の朝陽です。オレンジ色が当たる側の頬だけが温かいのです。そう言えば、もうどこからも蝉の声が聞こえてきません。 秋暁の当たる頬だけ温かい 山人 #俳句 #haiku #秋暁 pic.twitter.com/T1MI1Q8NhW— 山🐾 (@keystoneforest) 2022年10月23日 虫の声いつか絶え風吹くばかり 虫たちの声はプロポーズ。セミもコオロギもキリギリスも鳴くのはオスだけなのだそうです。でも、プロポーズと言っても、誰か

    秋晴れや流るる雲の軽さかな ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/12/02
    私の日々の体験から(4)が好きです。朝、表に出ると色々な鳥の声が聞こえます。
  • わたしは何を見ればいい? - 森の奥へ

    目を信じてはいけない、見ているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、真実だと思ってはいけない。見ているのに見えていないものがある。 たぶん、そんなことはみんな知っているはず。 でも、すぐにそれを忘れてしまう、勘違いしてしまう、目を信じてしまう。 宇宙にはヒトが知らない情報が無数にあるし、知っていることの方が少ないくらい。ヒトが見ているのは、宇宙のごく一部でしかない。ごく一部、ほんのちょっとだけ。 耳を信じてはいけない、聞こえているものが宇宙のすべてだと思ってはいけない、宇宙には無数の音が鳴っている、静寂なんて宇宙のどこにもない。 触れることができるから何かがあるわけじゃない、触れることができないから何も存在しないわけじゃない。そもそも、触れようとするその手が確かなものだと決まったわけじゃない。 たぶん、そんなことはみんな知っているはず。 たとえば、ヒトの目が見ているものは、はじめに原因が

    わたしは何を見ればいい? - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/11/27
  • 「元気出せ」どんぐり一つ転がり来 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は10月17日から10月21日までのtweet句です。 どうぞよろしくお願いします。 仔鳴く空いつぱいの鰯雲 この記事を書いている今気づきました! 「鰯雲」を季語にして詠んだつもりでしたが、、、「仔」も季語でした。しかも春の季語です。の子は年じゅう生まれるが春が最も多い(から)、と歳時記にあります。春はの恋の季節です。 正岡子規は「おそろしや石垣崩すの恋」という破壊的なラブストーリーを詠みました。の恋を詠んだ句はなかなか面白いです。検索して気に入った句が2句。 「恋のそんなに唸らんでもええやん」稲畑廣太郎 「ピザ屋来て不首尾に終るの恋」折原あきの 仔鳴く空いつぱいの鰯雲 山人 #俳句 #haiku #鰯雲 pic.twitter.com/A0bHxdQ0aQ— 山🐾 (@keystoneforest) 2022年10月16日 木漏れ日と葉影を縫いて蜻蛉飛ぶ この句

    「元気出せ」どんぐり一つ転がり来 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/11/23
    (3)が特に心に響きました。どの句も秋の繊細さが感じられました。
  • 旅行に行きたい!⑤ ~旅行一日目その4(達谷窟毘沙門堂・瑞泉郷へ) - 森の奥へ

    旅行一日目8月22日。午後4時頃です。 前回は中尊寺観光を終えたところまで。 今回の記事は旅行一日目その4、達谷窟毘沙門堂・瑞泉郷編です。 私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞ了承くださいますように。 下の赤字の部分が今回の行程になります。 伊丹空港⇒(飛行機)⇒仙台国際空港⇒(仙台空港アクセス線・東北新幹線)⇒一関①⇒(車)⇒平泉②③⇒(車)⇒達谷窟毘沙門堂④⇒(車)⇒瑞泉郷⑤(泊) 平泉観光の最初に平泉文化遺産センターを訪れたのですが、そこで見かけたお堂の写真に興味を惹かれました。達谷窟毘沙門堂です。 崖に貼り付くように建てられた姿から、「日一危険な国宝」と呼ばれる鳥取県三徳山三佛寺「投入堂」を少し想像したのです。 けれど、写真に写されたお堂の前に建つ灯ろうのサイズと比べると、さほど大きなお堂でもなさそうでした。 平泉からこ

    旅行に行きたい!⑤ ~旅行一日目その4(達谷窟毘沙門堂・瑞泉郷へ) - 森の奥へ
    URURUNDO
    URURUNDO 2022/11/23
    句を詠み、美味しいものを食べ、日常から離れる旅は本当にいいですね。達谷窟毘沙門堂の力強さは実際に見るともっと迫力を感じ圧倒された事でしょう。
  • まだこんなところにいます夏の雲 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ

    今回は8月8日から8月12日までのtweet句です。 まったく季節感が伴わない句ばかりで申し訳ありません。 どうぞよろしくお願いします。 少年の日の蝉時雨今朝も聞く 森の奥で暮らしていた少年の日に聞いた蝉時雨はとても優しくて、森の木陰で涼みながら友達といろんな話をしました。蝉時雨は少しも邪魔をしませんでした。都会の蝉時雨はあの頃とちょっと違うかも。いえ、全然違うかも。 少年の日の蝉時雨今朝も聞く 山人 pic.twitter.com/M2DHDZGD59— 山🐾 (@keystoneforest) 2022年8月7日 油ゼミ燃えるゴミの日に命尽く 街の夏ではクマゼミが元気。元気すぎるくらい。森の奥で幅を利かせていた油ゼミは街では少数派。都市化の進んだ地域ではヒートアイランド現象による乾燥化で油ゼミにとって生息しにくい環境になっているとのこと。油紙の色をした羽根が一枚、ひらひらと地を這う

    まだこんなところにいます夏の雲 ~俳句tweetより~ - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/11/01
    (5)「まだこんなところにいます夏の雲」いつまでも暑くて、中々秋がやってこないと思っていたら、木々が急に色づいて来ました。つい最近まで入道雲が大きく出ていましたね。
  • 不快な存在 (創作短編小説)4/6 - 森の奥へ

    連載4回目です。前回まではこちら👇です。 www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net 秋山の診察にいつまでかかるか見当もつかなかった。もうすでに一時間以上秋山の話は続いている。 残りの患者の診察を終え、時刻を確かめようとして、片岡は由実子とのことをふと思い出した。 とたんに一層憂な気分に落ちていった。胸が苦しくなる。憂は心臓で味わうのだと片岡は思った。普段感じない心臓の存在を、気分がどろどろに落ち込んだ時にだけ思い出す。はっきりカタをつけなければいけない時期だった。これ以上由実子という存在にこだわる必要などないのではないか。この結婚は間違いだったと認めることが最も素直な答えなのだ。由実子と別れる。片岡の生活の中から由実子の存在がなくなる。それがどんなに気分を晴らしてくれることだろう。しかしそ

    不快な存在 (創作短編小説)4/6 - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/10/17
    怖い話です(><)。「不快な存在」のタイトル通り、心がむずむずしました。
  • 旅行に行きたい!④ ~旅行一日目その3(平泉・中尊寺) - 森の奥へ

    旅行一日目8月22日。時刻は午後2時頃です。 前回は毛越寺観光を終えたところまで。 今回の記事は旅行一日目その3、平泉・中尊寺編です。 私的な旅行の記録としてまとめていますので、引用や個人写真が多くて読みづらくなっている点は、どうぞ了承くださいますように。 下の赤字の部分が今回の行程になります。 伊丹空港⇒(飛行機)⇒仙台国際空港⇒(仙台空港アクセス線・東北新幹線)⇒一関①⇒(車)⇒平泉②③⇒(車)⇒達谷窟毘沙門堂④⇒(車)⇒瑞泉郷⑤(泊) 平泉 平泉、奥州藤原氏のことをはじめて知ったのは、NHK大河ドラマ『源義経』を観たときだったと思います。1966年の作品ですが、当時6歳だったわたしは弁慶立ち往生の場面に強い衝撃を受けました。放送の次の日、弁慶の立ち往生ごっこ?をして遊んだ記憶があります。 無数の刀傷を受け、全身に何もの矢が刺さったまま、弁慶はぎょろりと目を見開いて向かって来る者たち

    旅行に行きたい!④ ~旅行一日目その3(平泉・中尊寺) - 森の奥へ
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    URURUNDO 2022/10/16