C++11では、std::allocator_traitsというアロケータアクセスの中間インタフェースが用意されたおかげで、自作アロケータに必要な実装がだいぶ減りました。 自作アロケータに必要な最小コードは、以下のようになります。 要素型value_type 特殊関数(デフォルトコンストラクタ、コピーコンストラクタ、ムーブコンストラクタ) 別な要素型のアロケータを受け取るコンストラクタ allocate()メンバ関数。(hintパラメータはあってもなくてもいい) deallocate()メンバ関数 operator==とoperator!= サンプルコード: #include <new> template <class T> struct MyAllocator { // 要素の型 using value_type = T; // 特殊関数 // (デフォルトコンストラクタ、コピーコンスト