アメリカ議会が、人権侵害に関わったロシアの政府関係者について入国を制限する条項を盛り込んだ法案を可決したことに、ロシア政府は強く反発しており、アメリカに同様の対抗措置を取る方針を明らかにしました。 アメリカ議会上院は、6日、ロシアとの貿易の条件を緩和する法案を賛成多数で可決しましたが、この中に「人権侵害行為に関わったロシアの政府関係者についてはビザの発給などを制限する」という条項が盛り込まれました。 この条項は、2009年にロシア内務省の不正を告発して逮捕され拷問を受けて死亡したとされる弁護士の名前を取って「マグニツキー条項」と呼ばれています。 マグニツキー条項が盛り込まれた法案が成立したことにロシア政府は強く反発しており、ラブロフ外相は6日、人権侵害に関わったアメリカ人に対してもロシアへの入国を制限する対抗措置をとることを明らかにしました。 しかし、ロシアで行われた最新の世論調査では、マ