そもそもトルコライスという名前ですが、トルコ料理でもなければ、トルコらしさがあるようにも見えません。では、なぜトルコライス?その理由を、長崎市でトルコライスといえばその名が挙がる洋食店「ニッキー・アースティン」の店主・濱口託也さんに聞いてみました。 ▲1973(昭和48)年創業の洋食店「ニッキー・アースティン」の2代目・濱口託也さん 「諸説あるんですが」と教えてくれたところによると、中華のピラフ、和食のトンカツ、洋食のスパゲッティ、この食文化のミックス感が、東西の文化が交わるトルコに通じるということで、トルコライスという名前がついたといいます。なるほど!異文化が混じり合う長崎らしいエピソードです。 ちなみに、3つの色を意味する「トリコロール」が訛って「トルコ」になったという説もあるとか。 なお、トルコライスがいつ誕生したのか定かではないらしいのですが、昭和40年代には長崎市の数店ですでに提