20世紀。日本人は何を失い、何を得たのか。その軌跡を瀬戸内海の島びとを縦糸に探ったシリーズ。咸臨丸の太平洋横断の航跡を追った「塩飽の海人たち」、昭和30年代の写真集を手がかりに島々の今昔を訪ね歩いた「中村由信の世界」、産業廃棄物をめぐって奇妙な因縁に結ばれた二つの島の実像に迫る「豊島と直島」、人口が増えている不思議な島や高齢化日本一の島にスポットを当てた「視線は高く」の4部構成。
高速船買い自前で運航 姫路港から二十五分。高速船「まうら」は家島諸島の中心地、家島の真浦港に白い船体を滑り込ませた。 桟橋のすぐ向かい、ビルの玄関に垂れ幕がかかっている。「祝 定期航路就航」。事情を知らなければ何の変哲もない文言だが、自尊心をかけて立ち上がった島びとの"八百日戦争"が国を動かした記念碑だ。 実力行使 話は三年前にさかのぼる。 姫路―家島間(約十五キロ)で旅客船を運航する家島汽船のダイヤは当時一日五往復。便数は二十数年間変わらず、島への最終便は午後六時台に終わる。通勤、通学に不便をかこち、姫路市内に家を買って二重生活する島民も少なくなかった。 真浦区会(自治会)は「人口五千人の島に一日五便はあまりに少ない」と増便、最終便の繰り下げを再三申し入れた。しかし、汽船側は「赤字続き。航路維持で手いっぱい」の一点張り。頑として増便に応じない。見切りをつけた区会は一億六千万円で高速船(定
次期衆院選の香川1区で出馬を予定している立憲民主党の小川淳也氏(比例四国)が、同選挙区への公認候補擁立を決めた日本維新の会に対し、出馬断念を迫り波紋を呼んでいる。自民候補に対し野党一本化を図る意図だが、「有権者の選択肢を減らすことはおかしい」「候補を立てる立てないは党の判断」などの批判が広がっている。 香川1区は、自民の平井卓也氏と共産からの支援も得る立民の小川氏による現職同士の一騎打ちとみられていたが、今月8日になって、元国会議員秘書で新人の町川順子氏が維新の公認候補に決まった。 町川氏の動きにすぐに反応したのが小川氏。街頭活動やツイッター上で、町川氏が以前、国民民主党代表の玉木雄一郎氏(衆院香川2区)の秘書だったことを紹介し「知らない人でないだけに少しショックを受けている」「選挙区選挙はどの党であれ、野党一本化すべき」などと主張した。 町川氏によると、公認発表後、小川氏本人から電話があ
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