新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東京・大田区の保健所の1日に密着しました。担当者は「これから感染者数がどうなるのか、先が見えない不安で肉体的にも精神的にも疲弊している」と語りました。 (首都圏局/記者 直井良介) 100人以上の態勢で対応 東京・大田区では11月、コロナ感染の陽性者がこれまでで最も多い545人に上り、保健所は応援の職員も含め、100人以上の態勢で対応にあたっています。 午前中は「入院調整」 「いつも東京都を通じてお願いしているんですけれど、もし直接ご相談できるならと思って」 こう話しかける電話の先は病院でした。陽性者を受け入れてくれる病院を探すためです。「入院調整」と呼ばれています。 入院調整を午前中から行うのは、感染の第2波のときに比べ、病床の確保が難しくなっているからです。また、入院調整は原則、東京都が行うことになっていますが、時間がかかるケースがあるため、症状が