セガサミーホールディングス(HD)などゲームソフト大手6社の2009年3月期連結決算が19日、出そろった。国内ゲーム市場の伸び悩みによって最終損益はカプコンを除く5社で減益または赤字となった。世界同時不況の影響は「他の産業と比べると相対的に小さかった」(コーエーテクモHDの松原健二社長)ものの、ここ数年相次いだ新型ゲーム機の投入が一段落したことによる国内ゲーム市場の成長が鈍化したことが要因。 最終赤字となったセガサミーは、ゲームセンターの来場者数が減少し、アミューズメント(AM)施設事業が落ち込んだことが響いた。バンダイナムコHDも最終黒字は確保したものの、AM施設事業の落ち込みから6割を超える最終減益を余儀なくされた。 コナミは、家庭用ゲームソフト販売が好調に推移し増収は確保したが、直営のスポーツクラブ会員数減少で健康サービス事業が大幅に悪化したことで4割の最終減益となった。スクウェ