情報処理推進機構(IPA)は3日、2010年1月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめた文書を公開した。 それによるとウイルスの検出数は約7.2万個で、12月の約6.6万個から9%の増加となった。また、1月の届出件数は1,154件で、12月の981件から17.6%の増加となった。検出数の1位はW32/Netskyで約4.6万個 、2位はW32/Waledacで約8千4百個、3位はW32/Mumuで約7千5百個だった。一時期急増した「偽セキュリティ対策ソフト」型ウイルス(FAKEAV)などの不正プログラムの検知件数は、全体的に減少傾向にあるという。 不正アクセス届出については20件であり、そのうち何らかの被害のあったものは12件だった。1月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は2,150件。そのうち『ワンクリック不正請求』に関する相談が638件(12月:576件)となった。