その気持ちは良く分かるし、日常的に服を選んで買うという行為をしていない人は皆そんなもんじゃないかと思います。 服屋こわい いわゆる「オタクファッション」になってしまう人(以下「オタク」。実際にオタクかは置いといて)というのは、身なりに気を使おうとすること自体に一種の罪悪感というか、被害妄想的なものを持っているのだと思います。というか俺がそうです。 「あんなもっさい奴がオシャレしようとしてるよ。ふはは。笑える」 オシャレな店の店員や他の客が自分を見たらこう思うに違いない、という被害妄想。それに耐えながら服を選ぶわけです。 俺は今でこそ大抵の店で買い物できるだけの耐性が付きましたが、昔は気合を入れてようやく行けたのがジーンズメイトとかライトオンとかの国道沿いジーンズショップ。誰も俺の事なんか気にも留めていないのに必要以上に挙動不審になって、ろくろく試着もせずに妙に裾の長いネルシャツとか買っちゃ
「オタク成金」を読んだのですが、こんな箇所がありました。 「俺、今の肩書、漫画の原作者なんだよ。ライトノベル作家じゃないの。今、ライトノベル書かないから。なぜかっていうと、非難してんの。ライトノベルじゃ喰えないから。業界そのものが危ない」 ライトノベル業界の危機についてはいろんなところで議論されていますが、かつて一時代を築いたあかほり先生の言となると見逃すわけにはいきません。 先生は業界が危ない理由として、以下の2つをあげています。 1)ライトノベルのSF化 「難しくなっちゃったんだよ。 今、ライトノベルと呼ばれている分野は、ある程度の共通言語がわからないと、理解できなくなっちゃった。せいぜい『ハリー・ポッター』がわかるとギリギリわかるかなと。SF化が進んで、一部の人間しか読まない分野になりつつある」 ここでいうSF化というのは、先鋭化が進んでマニア以外がついて
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