小学館は26日、87年前の創業以来、刊行してきた学習雑誌「小学五年生」と「小学六年生」を2009年度末で、休刊すると発表した。 「五年生」は来年3月号、「六年生」は同2・3月合併号が最後になる。 大手出版社が社名の由来になった基幹誌の一部休刊に踏み切る理由について、同社広報室は、「ゲーム、スポーツなど趣味の多様化が進み、男女の性差も顕著になる中、学習から生活まで幅広く網羅する編集方針が読者のニーズに必ずしも合致しなくなった」と説明している。「小学一年生」など他の学年別学習雑誌の刊行は継続し、高学年向けには来年春、「学習まんが雑誌」を創刊する。 両誌は、学習雑誌を出そうと出版社を興した相賀武雄が1922年9月に創刊。他の学年誌の先駆けとなった。以来、ほぼ一貫して刊行され、紙製のおもちゃの付録や机に男女が向かう学年誌のシンボルマークも親しまれてきた。「ドラえもん」「ポケットモンスター」などの漫