鬼束ちひろが帰ってきた。 しばしの沈黙を経て待望の復活を遂げた彼女は、4月6日にニューシングル「青い鳥」、4月20日に1年半ぶり6枚目のオリジナルアルバム「剣と楓」を連続リリース。さらに4月には本人の語り下ろしによる単行本「月の破片」も刊行。世間を騒がせた暴力事件の顛末や独自の人生観など、30年間の人生にまつわる知られざるエピソードや赤裸々な思いを明かしている。 そして、雑誌「papyrus VOL.35」では、計25ページにおよぶ鬼束ちひろ大特集を企画。単行本のうち6章分のテキストの先行掲載に加え、本人のプロデュースによる撮り下ろし写真も多数掲載している。 これらの動きを受け、今回ナタリーPower Pushでは単行本収録の「タトゥー」と題した章の全テキストを特別丸ごと掲載する。また「papyrus」の日野淳編集長がナタリー読者に向けて、この企画に込めた思いを綴ってくれた。鬼束ちひろの素