ブックマーク / science.srad.jp (12)

  • 社会主義に長く晒されていると、ズルするようになるという実験結果 | スラド サイエンス

    ミュンヘン大学とデューク大学の研究チームが合同で行った実験によれば、社会主義はモラルにゆるみを生じさせることが分かったとのこと(Economist、Slashdot)。 実験では、被験者としてベルリンの住民から任意に250人を選出し、サイコロを40回振らせて、数字の合計が最も大きい人を勝者とするゲームを行った。このゲームでは、サイコロを降る前にサイコロの上面か下面どちらかを選び、振ったあとに指定した面の数字が自分の得点となる。しかし、どちらの面を選んだのかを申告する必要はなく、たとえば、当は上面の数を選んでいたのに数の大きい下面の数を記録するという「ズル」が可能となっていた。正直に申告を行えば、4や5、6と同様の頻度で1、2、3という数が記録されるはずだが、実験の結果、被験者の中にはズルしたのではないかと疑わしくなるほど大きな数ばかりを記録する人がいたという。 ゲームの終了後、被験者らに

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    Utasinai 2014/07/24
  • 北大の研究者らが「STAP-2」の同定に成功 | スラド サイエンス

    北大および理研、慶応大、阪大の研究者らが、アレルギー応答を調節するマスト細胞内タンパク「STAP-2」の同定に成功したと発表した(The Journal of Immunology掲載論文、マイナビニュース)。 STAP-2(Signal-Transducing Adaptor Protein-2)は、アレルギー反応を発生させる働きを担う細胞「マスト細胞」において、アレルギー応答を抑制する働きをするとされるタンパク質。今回の研究結果ではSTAP-2が実際にこの働きを行っていることが示されたという。また、STAP-2を欠損させたマウスでは野生のマウスと比べ、アレルゲンを投与した際の反応がより大きく見られたことも確認されたそうだ。 なお、このところ話題になっているSTAP細胞とこのSTAP-2は一切関係ない。

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    Utasinai 2014/03/15
  • 薬剤耐性菌が野生動物にも広がる | スラド サイエンス

    米国では年間200万人以上が薬剤耐性菌による感染症にかかっているが、野生動物の間にも薬剤耐性菌が広がっているそうだ(論文アブストラクト、 Scientific Americanの記事、 Motherboardの記事、 家/.)。 研究者がマサチューセッツ、カンザス、ニューヨーク、カリフォルニアの4州でカラスの糞を調査したところ、カリフォルニアを除く3つの州で薬剤耐性菌が見つかったという。病院や畜産物の生産における抗生物質の乱用が薬剤耐性菌の原因とされているが、これにより野生動物にも薬剤耐性菌が広がっていることが確認できたとしている。カラスだけでなく、薬剤耐性菌はカモメやハエ、ガ、キツネ、カエル、サメ、クジラなどからも見つかっている。また、カリフォルニアとワシントンの沿岸で採取した砂と水のサンプルからも薬剤耐性菌が検出されたそうだ。こうした野生動物の持つ薬剤耐性菌が人間の健康に与える影響に

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    Utasinai 2013/11/09
  • 信仰がうつの治療効果を左右する? | スラド サイエンス

    ハーバード大学医学大学院の研究によると、「神への信仰」はうつの治療成績向上に繋がるそうだ(論文要旨、Psych Central News、家/.)。 病院にて治療を受けている159人の患者を追ったというこの研究は、患者の神への信仰度合いと治療効果への期待、そして実際の治療結果を調べたとのこと。それによると、神への信仰が中程度~厚い人はそうでない人と比較て、短期的な精神科的療法の効果が著しく高かったとのこと。また、信仰は精神の健康状態を向上させるだけでなく、および自傷行為志向を和らげることが分かったという。また、うつに関しては、患者の神への信仰によって変動するのは治療効果への信頼と治療成果への期待であったとのこと。 なお、治療の結果と関連づけられたのは神への信仰であり、信仰している宗教は関係なかったとのことだ。

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    Utasinai 2013/05/01
  • 不安と恐怖は別の神経回路をたどる | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2013年04月23日 7時00分 不安と恐怖をそれぞれ操作することが可能に? 部門より 大阪バイオサイエンス研究所のチームが、マウスでの実験で不安と恐怖の感情が別々の神経回路で働いていることを発見したそうだ(毎日新聞)。 不安や恐怖などの信号は大脳内側の海馬や扁桃体から中隔核などを通る経路を通って伝われることが知られていたが、不安と恐怖で同じ経路なのか、それとも異なるのかは分かっていなかったという。今回の発見により、不安と恐怖は別々の経路を伝わってくることが明らかになった。 ヒトでも仕組みは同じである模様。二つの感情は統合失調症や不安障害とも深く関係しており、今回の成果は治療法の開発に役立つ可能性があるとしている。

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    Utasinai 2013/04/23
  • 科学で証明、機内食が不味く感じられる理由 | スラド サイエンス

    機内が不味く感じられるのには科学的な根拠があるとのこと (The New York Times の記事、家 /. 記事より) 。 人間の舌には 1 人当たり味蕾が 10,000 個程あり、高度が低い場所ではこの味蕾は来ある機能ではたらくためべ物が美味しく感じられ、べ物の香りも味を楽しむのに大きな役割を果たす。だが離陸前から乾いた機内の空気で鼻腔が乾燥し、高度が上昇するにつれて変化する気圧により味蕾の機能は 3 分の 2 も低下してしまうのだという。また航空機は高度 35,000 フィート (≒ 10670 m) に達すると、胴体腐防止の理由から機内の湿度を下げるよう設計されているのだが、これが「ドライマウス」を引き起こすため増々べ物が味気なく感じてしまう状態となる。このため機内は塩分など調味料やスパイスを多めに使われているのだそうだ。 また「機内でべて美味しいべ物といっ

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    Utasinai 2012/03/28
  • 「貯蓄下手で肥満が多い」のは言語のせい? | スラド サイエンス

    各国において貯蓄や健康管理などの傾向はそれぞれに異なるが、イェール大学の研究によれば、これらの傾向はその国で話されている言語の文法に左右されているのだそうだ(家/.、Mother Board記事)。 たとえば英語やギリシャ語の文法は現在と未来を明確に区別している。そのため英語やギリシャ語を話す人は将来をずっと先のことのように感じてしまい、長期的な見通しや動向を無視してしまう傾向があるのだという。逆にドイツ語の場合現在と未来の境目がより曖昧なため、ドイツ語を話す人は将来がより目前に迫っていると感じられるとのこと。実際に統計上、英語やギリシャ語を話す人は貯蓄下手で肥満の人が多く、ドイツ語を話す人は貯蓄残高で勝っており肥満の人も少ないのだそうだ。 文法上「現在形」と「未来形」の区別は「FTR」と呼ばれているが、Keith Chen氏の論文によれば日語はこのFTRが弱いとのこと。日には貯蓄上

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    Utasinai 2012/02/10
  • 自転車通勤は本当に一番エコな通勤形態かどうか調べてみた。 | スラド サイエンス

    車通勤から自転車通勤に変えることで当に二酸化炭素などの温室効果ガスの放出量を減らすことができるのだろうか。MIT の大学院生である Shreya Dave 氏はこの程、一台の自転車が生産されるまでに放出される温室効果ガスの総量 (カーボンフットプリント) をおよそ 530 ポンドと推定して、自動車やバス通勤を行った場合との比較を行った (Slate の記事、家 /. 記事より) 。 自転車を購入した段階で既に放出された 530 ポンドの温室効果ガスの元をとるのに自動車通勤をやめて自転車通勤をすることにした場合、自転車を漕ぐのにカロリーを燃焼することを考慮したとしてもアメリカ人の平均的な事量を摂取しているならば 640 km 分の自転車走行で元が取れるという。往復 20 km の通勤であればおよそ一ヶ月半程度であろうか。 また自動車と自転車の寿命をいずれも 15 年、年間走行距離を 3

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    Utasinai 2011/08/17
  • 人間は60の「遺伝子エラー」をもって生まれてくる | スラド サイエンス

    親から子へと遺伝子が受け継がれていくとき、遺伝子にはおよそ60の「エラー」が発生するそうだ(LiveScience、家/.)。 遺伝子に刻まれたこの「エラー」により、例えば両親と比較して異なる容姿となったり、その他の変化が生まれ、種を進化させていくという。研究者らは始め発生するエラー数が100にも200にも上ると予想していたそうだが、実際にはそれより少ない変異しか発生しないことが明らかになった。これは進化のスピードがより遅いということを意味しているとのこと。 また、精子を作るのにゲノムが複製される回数は卵子よりもずっと多いため、今までは突然変異はほとんど父親側で起きると考えられていたが、今回の研究ではほとんどの突然変異が父親側からくることもあれば、母親側の遺伝子にてより多くの突然変異が発生する場合もあることが明らかになったという。 この研究結果はNature Geneticsに掲載予定だ

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    Utasinai 2011/06/22
  • 最近の学生は「共感力」が劣っている? | スラド サイエンス

    最近の学生は昔と比べて「共感力」が約 40 % 減少しているそうだ (MSNBC の記事、Psychology Today の記事、家 /. 記事より) 。 1979 〜 2009 年にかけて 14,000 人の米学生を対象に行われた 72 の調査研究を基にしたレポートによると、特に 2000 年より後に入学した学生において「共感力」の減少が顕著であるという。研究に使われた調査方法の一つでは「より親切で良い人」であるかのように回答するのは非常に簡単であったが、現代の学生らにはそのように見せようとする傾向もなく、低い共感力を示しているという。 これにはいくつかの要因が関わっていると考えられるとのこと。例えば子供時代に構造化されていない状況で自由に遊ぶことが少なく、人とつながり、思いやり合う力が充分に培われないまま育ったという点。また、自尊心を向上させようという現代の風潮が「人に頼らずとも自

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    Utasinai 2010/06/01
  • 人間の最高速度、理論上は「時速64km」 | スラド サイエンス

    LiveScienceに「Humans Could Run 40 mph, in Theory」という記事が出ている。内容はタイトルの通り、「理論上は、人間は時速40マイル(約64km)で走ることができる」というもの。 記事によると、優れたスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は800〜1000ポンド(約362〜453kg)だそうだが、人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。 たとえば、スプリンターが全力で走っている場合に足にかかる負荷は、片足で跳ねるような動作をする場合に足にかかる負荷の30%程度しかなく、余裕があるとのこと。つまり、筋肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる、ということだそうで、その限界は(理論上は)時速35〜40マイル(56〜64km)程度と考えられるそうだ。 ちなみに、「世界最速」と言われるウサイン・ボルト選手

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    Utasinai 2010/01/29
  • 東大助教の科研費利用について大学当局に通報してみた | スラド サイエンス

    2スレ781を名乗る人物 (タレコミ子) が、科研費 研究課題番号:18760453というサイトで、東大助教アニリール・セルカン氏の科研費若手研究 (B) の実績報告書についての疑問を同大学競争的資金の不正利用の通報窓口に通報することを予告している。 同サイトでは大きく 2 つの疑問点について確認を求めた通報書原稿も公開されている。1 つ目のとして発表文献 4 件のうち、1 件が非学術雑誌であり、1 件が掲載の事実が確認できず、残る 2 件にも剽窃・盗用を疑わせる類似画像・文章が多数確認されていることから、研究自体が当に行われたかどうかの確認を求めている。2 つ目として、そもそも審査の時点での経歴チェックが正しく行われたのかの確認を求めている。 エクスパックの配送状況を見ると既に発送された模様。東京大学 大学院工学系研究科 建築学専攻の教員であるアニリール・セルカン氏については、以前から

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    Utasinai 2009/10/21
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