NTTドコモが12月3日に発表した新プラン「ahamo」が業界に衝撃を与えている。データ容量20ギガバイトで、月2980円という低価格設定。多くの利用者にとって恩恵が大きいプランだ。 「ただ、ドコモはahamoを当初、サブブランドとして提供しようと考えていたようで、メインブランドと異なる面も少なくない。例えば、ドコモユーザーでも他のプランから移行する場合、本人確認書類が必要で、継続利用期間もリセットされる。乗り換え手数料などは無料ですが、手続きは面倒です」(携帯アナリスト) 新プランを発表するNTTドコモの井伊社長 ©共同通信社 それでも、武田良太総務相は「実に6割強の値下げだ。期待している」と絶賛。大胆値下げに舵を切れたのは、豊富な資金力を持つNTTによる完全子会社化が大きい。“先祖返り”とも言えるNTT肥大化にソフトバンクやKDDIは「公正な競争環境が確保されない」と不満を示したが、