「泥縄」つまり「泥棒を捕まえて縄をなう」をはじめとして、「泥棒に追い銭」「泥棒にも三分の道理」と昔からことわざにまでなっている泥棒ですが、過去の歴史の中で有名な泥棒をリストアップしてみると・・・やはり、石川五右衛門と鼠小僧次郎吉の二大"双璧(?)"をおいて他には考えられません。 石川五右衛門 安土桃山時代に"活躍"、37歳の時に、京都三条河原で釜ゆでの刑に処せられた、と伝えられています。ご存知、五右衛門風呂の由縁ともなっています。江戸時代、浄瑠璃や歌舞伎で演じられたため有名になった五右衛門ですが、花に囲まれた朱と金色の京都・南禅寺山門で、「絶景かな、絶景かな」と見えを切る場面は特に有名です。 鼠小僧次郎吉 江戸末期の盗賊、背低く身軽、五右衛門と同じ年で獄門に処せられています。彼も五右衛門と同様、義賊として、小説・講談・戯曲などの題材となっていますが、果たして本当に「庶民の味方」だったのでし